..xoxo..

□5 私………好きだ………
1ページ/3ページ













泣き止まない私の背中を優しく、



葉月さんは撫でてくれた。










葉月「大丈夫よ!莎羅ちゃんの初めては私が守ってあげるから!莎羅ちゃんは何にも心配いらないからね」










葉月さんは私の頭を撫でて微笑んだ。










泣き止んだ私は、何だかすっきりして、




ふと思った。










葉月さんは何歳なんだろう。










莎羅「葉月さんは何歳なんですか?」










葉月「私?私は18歳だよ!」










えっ?









まさかの同い年?!










莎羅「えっ?葉月さん……私も
18歳です」









葉月「えっ?莎羅ちゃん、18なの?
だってケイジ、16って。えー!!
なんだ!!同い年じゃない。
もう親友だね!!敬語使わなくて良いからね!」









葉月さんは大人っぽかったから、


二十歳すぎだと思っていた。










同い年だなんて………










なんだか嬉しい。










葉月「あっ!!飲まない?」










莎羅「えっ?飲む?」










葉月さんは立ち上がり、冷蔵庫から

高そうな瓶を持ってきた。


グラスといっしょに。










葉月「ケイジのだけど、開けちゃう。
出会いに乾杯しよ!はい!」









葉月さんはグラスを私に渡した。










私は頷いて、グラスを持った。










葉月さんはシャンパンらしき、ビンのコルクをぬいて、


私のグラスに注いだ。









私はそのグラスを置いて、



言った。










莎羅「私が……」









葉月「ありがと」










私は葉月さんのグラスに注いだ。










そして、乾杯した。










今日の出会いに、





これからのことに…………










葉月さんとはいろんな話をした。










敬語は良いからっていうけど、




私には、出来なかった。










だって、葉月さんは



私より大人だから。










私も早く大人になりたい………










そして…………










もう泣きたくないと………










そう思った。











次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ