Love rouge
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家について、タクシーからおりた。
スマホが鳴ったから、スマホを手にした。
ラインがきていた。皐月からだった。
千里の病院の結果だった。
千里は妊娠していなかった。
「よかった」
私は家に入った。
「ただいま、いないの?」
家には誰もいなかった。
今のうちに出ようか。
私は今のうちに、着替えをすませて、
必要なものをカバンにつめた。
“ガチャ”
[紗羅ー帰ってるの?紗羅ー]
ヤバイ………
お母さんが帰ってきた。
私は荷物を持って、部屋を出た。
母「紗羅!!昨日はどこにいたの?
無断で外泊なんて!その荷物はなに?」
お母さんは私の腕を掴んだ。
「皐月の家に行くよ、
今日は勉強会するんだ、」
母「昨日は?昨日はどこにいたの?
皐月ちゃんの家じゃないでしょ!!
まさか、男の」
「お姉ちゃんと一緒にしないで!!お姉ちゃんみたいにフラフラしてないし!!お姉ちゃんみたいにそんな毎回、男 変えるなんて」
“バシーン”
「!!!いたっ」
母は私を叩いたのだ。
母の目には涙が浮かんでいた。
「お母さんみたい………
お姉ちゃん………お母さんみたい…」
母「紗羅!!!」
「もういい………話にならない………」
私は母の手を振りほどき、
家を出た。
私は………
母が嫌いなのだ……
男がいないと生きられない、女……。
まさか………
私もおんなじ風になるなんて………
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