Love rouge
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タカくんと手を繋いで、事務所を出た。
Takanori「今日、泊まる?」
「あっ………いいよ、でも、
一回、家に帰るね?」
Takanori「わかった。じゃあ、迎えに行こうか?」
「うん!じゃあ、帰るね」
Takanori「待って、タクシー拾うから」
タカくんはタクシーを拾ってくれた。
いいのに、
タカくんは運転手にお金まで渡していた。
「タカくん、いいのに、」
Takanori「いいから。じゃあ後で、」
タカくんは満面な笑顔を浮かべ
手を振った。
ヤバイ………
その笑顔はダメでしょ……、
胸がキュンとなった。
「反則だよ、」
タカくんに見送られて、タクシーは
私の家に向かった。
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