Love rouge

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ーtakanori side−










久保田さんに紗羅の迎えを頼んで、



事務所で待っていた。










久保田さんが来て、トイレにいるということで、


ここまで連れてきてくれるように頼んだ。









いまから、打ち合わせがあるみたいで


俺は周りがガヤガヤしている中で

紗羅を待った。










なのに………









なんで、TAKAHIROさんと一緒に入ってきたんだ。









しかも、手を繋いでいた。










俺はすぐに、頭に血がのぼった。










なぜかムカついた。









それと一緒に胸が痛んだ。










そうか………










俺は………紗羅が………







好きなんだ………










初めて会ったときから、おかしかった。









紗羅に対する、態度が、




愛しそうにしていた。









Takanori「最悪だ………」










俺は小さく呟いた。










紗羅はすぐに、否定をして、



TAKAHIROさんも謝った。










今の、俺、








大人げない………










TAKAHIROさんと二人で、HIROさんと
ATSUSHIさんから
みっちりと怒られた。









怒られた後に、俺は、

TAKAHIROさんに謝った。









TAKAHIRO「いいよ。付き合ってるんだろ?心配すんな。俺と紗羅は兄 妹みたいな関係だからさ、俺こそ悪かった。大事にしろよ」









TAKAHIROさんは俺の肩を叩いた。










TAKAHIROさんが一瞬、



悲しそうな顔をしたのは、




気のせいだろうか…………










今はなんとも思わなかったんだ………










TAKAHIROさんの思いも、



紗羅との関係も………









まさか、また、









TAKAHIROさんとモメるなんて……









今はまだ知らなかった………










まさか、








あんな想いをするなんて………











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