夢小説

□新車でドライブ(真島)
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「ごめんなさい…。」


「謝る事ないっちゅーに!……その代わり車に乗ったらぎょうさんイタズラしたるで〜。」


「やっ…じ、事故起こすのでそれもやめてください!」


「ヒヒヒッ!!それもそうやな!ほな行こか〜。」


駐車場に着き、来たばかりでまだ乗っていない車へ二人乗り込む。いつもとは逆の席なので何だか新鮮な感じ…。少し緊張しながらキーを回して車を発進させた。


「ほう、思ってたより上手いやないけ。アクセルベタ踏みでブォォォォォと行くんかと思ったわ。」


「さすがに免許取っててそれはないかと…。」


「いやぁ、前に免許取りたての組のモンがおってのぅ、そいつの車に乗せてもろうて本部まで行った事あったんやわ。いや、そいつの車に乗せられたら発進する度ガックンガックンしてなぁ…うるさすぎるし下手くそすぎて具合悪ぅなってくるし…。途中で降りてタクシーで行ったわ!ヒッヒヒヒヒ。」


吾朗さんは白い歯をむき出してケラケラと笑った。


「そ、そこまでだったんですか…?それは…確かにタクシー使いたくなりますね。私なら乗り物酔いしちゃいます…ふふっ。」


「せや、やからカスミちゃんの運転は上手いんやで?せや、運転するときホンマの性格出るらしいからのぅ。カスミちゃんの運転は丁寧でやっぱおっとりしとるわ。」


確かに、さっきから40キロを保ったままで何回か煽られている。
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