夢小説

□新車でドライブ(真島)
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今まで車を欲しいとは思った事のない私であったのだが、やはりあれば便利だという事で、仕事の合間を縫って教習所へと通い遂に自動車免許を取得する事が出来たのだった。そしてつい先日、念願の新車がやって来たのである。


水色の可愛らしい普通車で、吾朗さんと二人で自動車販売店に行った際に、私に似合う色だと言われたため即購入を決意したのである。


私はすぐに吾朗さんに写真付きでメールを送る。


“新車が届きました〜!”


すぐに返信が来る。


“ホンマか!やっぱカスミちゃんらしい可愛え車や。せや!この後、俺の仕事終わったら、練習も兼ねてドライブデートでもせぇへんか?”


新車が来てただでさえ嬉しいのが、それで初めて大好きな人とデートできるなんて…私は今にも小躍りしそうになりながら返事をする。


“本当ですか!?私の運転怖いかもしれないですけど行きましょ〜♪”


“めっちゃ怖いわ〜!やけど、楽しみにしてるで!ほな、仕事ちゃっちゃと片付けてすぐ行くわ!”


デートが決まったので、急いで化粧を直したり外出用の服へ着替えたりなどして支度をする。1時間くらいするとケータイが鳴った。


「もしもし?カスミちゃん?家の前まで来たで〜。」


「は〜い!すぐに下に行きますから!」


私は電話を切ると戸締りをしてエレベーターで下まで降りた。いつものように会っている筈なのに、やはり新しい事が二人でできるとなると、不思議と新鮮な気持ちになってくる。
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