○○さんと××してみた。

□赤井さん
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そろそろお開きにしようか、と解散したのは夜の7時頃


赤井さんが帰ってくるのは恐らく9時過ぎだろうと思い、まずお風呂の準備をする



数分でそれは終わり一息付いていると、今日買った下着の入った袋が目に入った



ランジェリーなんて、始めて買ったなー


そんなことを考えて、ふとそれを手に取った


園子ちゃんが派手じゃなさそうなものを選んでくれるとは、と広げると、


購入した時見えなかった後ろの部分が見えて…



絶 句 し た 。




『…なに、このスケスケな背中』



そう、それは前から見ればあまり露出していない、シンプルなスリップだった


しかし後ろから見れば、紐パンにブラのホックは水着のような紐でできて、


露出していないと思っていたスリップはスケスケで、背中が丸見え


だから園子ちゃんは前しか見せなかったのか、と、後で後悔させてやることを誓った←





『はあ…でも買っちゃったし、タグ切っちゃったし…どこで着るんだって…』



とりあえず着てみるか、新鮮だし…と着替えて洗面所の鏡で見てみるが、やはり背中がスースーする


紐パンやブラのホックがないのは、まあ水着だと思えば…と高をくくっては見たものの、やっぱり違和感は拭えない


かわいいのはわかるけど、とため息をついたその時、玄関のドアが開く音がした



え、と時間をみるとまだ8時


予想は外れてしまったらしい、赤井さんが帰ってきたのだ





『(やばいっ、早く着替えないと…!)』


「結?…風呂か」


『(てああああ、着替え居間じゃん!!何してんの私!!)』



赤井さんは洗面所の電気に気づいて居間に行く、しかし私は居間に着ていたものを置いてきてしまったため動けない


洗面所の向かいに寝室があるため、寝巻を取ってくれば何とかなる


そう思って洗面所の扉を開けた




『え』


「…結…?」


『え』


「そ、の恰好は…」


『え』


「一旦落ち着け、え、しか言ってないぞ」




目の前にいたのは居間に入って行ったはずの赤井さん


その手には私が着ていた服が握られていて



『持ってきてくれたんですか…ありがとうございます』



これでこいつを脱げる、と思って手を伸ばした私



が、その手は空を切り…代わりに赤井さんが握ってきた


ん?何だろう、この空気



「確かに俺はこいつを持ってきた」


『んん?なんか、赤井さん近づいてません?』


「…据え膳食わぬは、と言うだろう?」



ベビードールを着た私にじりじりとにじり寄ってくる赤井さん

その顔は意地悪でにやりとした笑みを浮かべていて、どきりとした




あっという間に壁に追い詰められた私を捕まえて抱き上げ、

所謂お姫様だっこで寝室へと連れて行かれる



ばさりと持っていた着替えを床に放り、覆いかぶさってくる赤井さんに

私は観念して力を抜いた



キスをしながら赤井さんはこの下着のことを聞いてくる



「この下着、どうしたんだ?」


『…んっ…今日蘭ちゃん園子ちゃんと買い物に行って…園子ちゃんがこれを選んでくれたんです…』


前しか見なかったので、こんなセクシーなものとは思わなかったですけど

そういった私にくす、と笑い赤井さんはブラの紐を解く


スリップは脱がないのかと思って聞くと、そこに立てと赤井さんは言った




『立ちました、けど…』


「豆電球をつけてその鏡の前で見てみろ」


『え、!!?』



言われた通り薄暗いライトをつけて鏡の前に立ってみると、


そのスリップは特殊な素材でできているのだろう



『す、透けて…っ!』


「…面白い作りだから、このままでいいと思ったんだ」


『うあ、赤井さ』「ふっ…まだその呼び方なのか?」



呼び方を変えれば、考えなくもないが?


私を後ろから抱きしめて耳元で囁いた赤井さん…秀一さんには、きっと一生かかっても勝てない


そんなことを思いながら私は振り返って抱きしめ返し、彼の名を呼んだ











赤井さんを誘惑してみた







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