○○さんと××してみた。

□赤井さん
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<明日休みを貰ったから、そっちに泊まっていいか?>


恋人である赤井さんから連絡が来たのはついさっき


黒の組織との対決にけりがつき、暇ができたと言った赤井さん


花の高校生二人とショッピングをしていた私は、二つ返事で了承した


電話を切り二人のもとに戻ると、何やらランジェリーショップを見ているようで




「やっぱり蘭はこの薄い赤が似合うわね…」


「ちょっと園子っ、そんなスケスケな下着なんか着けないわよ!」



園子ちゃんの手に握られているのは、シースルー素材で透け感マックスなベビードール


……勝負下着?



『蘭ちゃん、勝負下着でも買うの?』


「あ、結さん!もう、ただ下着買おうとしたら、園子が…」


「あら、今度勝負するんでしょー!聞いたわよ、泊まりで遊びに行くって!」


新一くんとのお泊まりなんだし、そういうのも考えとかなきゃ!


そう言って手当たり次第に選んでいく園子ちゃん

こりゃ止まらないな。


気がすむまではきっと止まらないであろう園子ちゃんをしり目に、


そういえば、と私も下着を買おうとしていたことを思い出す


確か1着、ホックの部分が壊れてしまって使えなくなっていたはず


もともと旅行のとき用に買っていたもので安かったし…と、次のは下着屋さんで買おうと決めていたのだ


どれにしようか悩んでいると、蘭ちゃんと一緒に見ていた園子ちゃんが駆け寄ってきた

…嫌な予感


「あら、結さんも買うんですか?私選んであげますわ!」


『や、全力で拒否する』


「もう!蘭も自分で選ぶって割りきっちゃって

からかいがいなくなっちゃったんだから!ささ、こっちこっち!」


『ちょっ…』



やっぱからかってるんだ…と、引っ張られて連れて行かれたのは、


先ほど蘭ちゃんも見ていたベビードールの売り場


物の質は申し分ないブランドなのだが、いかんせんどこでどう着ろと言うのか、と思うほど露出が多い


あまり下着としての機能を果たしていないそれは、この先絶対自分では買わないものbPであるといえる



私のどんよりとした雰囲気を感じていないのか、園子ちゃんは悠々と何着かのランジェリーを持ってきた




「結さんに似合いそうなのはこれかなー…かわいいけどちょっと妖美なアメジスト色!」


『…これ、隠さなきゃいけないところ隠してない。没』


「えー、胸のところのレースなんてかわいいじゃないですか!むー、じゃあこれ!」



不服そうに却下したものをさげて次に出したのは、新商品、と書かれた札がつくかわいらしいもの


先ほどとは打って変わって、薄いエメラルド色のそれ…露出はまあ少ない


さすが園子ちゃんと言ってもあれだが、少し私の好みではあった



「こっちのが私的に本命なんですけど!」


『……まあ、かわいいね』


「でしょ〜!店員さんにこの夏の新商品なんです!って言われちゃって!」


これは買うしかないですよ!と園子ちゃんは笑って、レジへ向かっていった


そんなにあからさまなセクシーランジェリーではなさそうだし、部屋で着るくらいはできるか


せっかく花の高校生が選んでくれたし、と自分で選んだちゃんとした下着と一緒に購入した








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