探偵×生物災害
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ことの経緯を話し終えた私は、次はあなた方の盤です、と言った
「…そうね、まず自己紹介からかしら」
「そうですね。私は、FBI捜査官のキャメルです」
「同じくFBI捜査官のジョディよ、よろしくね、結」
「同じくFBI、赤井秀一だ」
それぞれに握手をして、壊滅させた「黒の組織」のこと、アリシアの逃走までの経緯を話してくれた
「とりあえず、ジェイムズと連絡を取らないといけないわね…」
「ならば連絡を取る者と、アリシアを探すもので手分けした方がよさそうだな」
「そうね、じゃあ連絡は私とキャメルで行うわ」
シュウは戦闘員だし、私たちのどちらかが結と行くよりはそちらの方が効率的だしね
そう言って彼女はウインクをした
『わかりました。…これから先、またアンデットが出てくると思います
ジョディさんたちを襲ってきたプラーガアンデットたちも出てくるかもしれません
その時は、やつらの脳髄を破壊してください。…頭を撃つんです』
ガチャ、と銃弾を込めながら言うと、ジョディさんたちは強く頷いた
「わかったわ、くれぐれも気をつけてね」
『はい、ジョディさんたちも』
「ご武運を」
そうして私たち4人は再び、不気味な村に足を向ける
それを遠くから見ていた影が1つ、深い闇に消えていった
それを彼らはまだ知らない