探偵×生物災害

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ハニガンから交信は、休日を謳歌していた私たちにとってなんとも間の悪いものだった



政府と反政府組織が対立する東スラブ共和国でのB.O.W.目撃情報

そして、T、G-ウイルスやプラーガを所持した女性のドイツへの逃走



バカンスを楽しもうとしていたレオンと、北欧でのんびりと過ごす予定だった私

交信を取った瞬間の私たちの顔を見て、ハニガンは苦笑した



「東スラブ共和国の件は、以前から少しうわさにはなっていたものだな…なんでも、人間がB.O.W.を操っているようだと言われているらしい。本当かどうかはわからない」



B.O.W.…いわゆる生物兵器が実践投入されるのは違法で、これが事実ならばこの国は相当危険な状態であることになる


なんせ、化け物が国内を徘徊しているのだ




「マグノリアは、7,000人ほどの村人が住んでいる村

…アリシア・ブラウンという女性ががなぜここへ逃げ込むのかはわからないわ」


『名前まで割れてるなんて…その女性何者なの?』


「なんでも、日本で暗躍していた組織に関係している女性らしいの。組織自体は壊滅に至ったんだけど、その女性だけ今も逃走中。FBIからの情報よ」


「FBIが追っている人物…ということか」


『とにかく、どっちも悠長なことは言ってられないってことだね』





こちらとしてはどちらも見過ごすわけにはいかない



話し合いの結果、私たちは別々に調査を進めることになった


レオンは東スラブ共和国


私はドイツ近郊の村、マグノリア




そうして、私たちは再び戦線の地に身を投じることとなる




歪んだ運命の歯車は動きだした







ウンディーネは牙をむく








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