黒白の姫(原作

□第32夜
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あれから椅子に苦戦して出れなかったとき、ジャスデビの声が響いた。


「イッッッッテェェー!!!!!」
「ヒィッ!!この野郎っ白髪!!痛ぇだろヒィー!!」
「伏せろ小僧!」


そんな会話が聞こえ、クロウリーが本棚に向かって殴る。

そして、すぐにクロウリーが何もない空間に入ったかと思えばデビットの声が聞こえた。
そして、爆発が起こったと同時にクロウリーが本棚を垂直に走り、その隙ができた時にアレンがジャスデビを捕まえた。


「やけに静かだな…」


そう言ったらいきなり周りの鍵が吸い込まれていく。
床から鍵の山がなくなり、全てモニュメントの上のラビの元に集まる。


「ブックマンの一族……今はそっちにいるんだな」
『そんな事よりこれ外してよ!!』
「やーだね」
『このノーパン野郎!!』
「の、…ノーパン!?」
「これだから餓鬼は…」
「ヒィーッ!ノーパンの何が悪いの!?」
「ノーパンですがなにか!!?」
『はいはい、悪くないからとにかく外して!』
「…(マラタ…ジャスデビの扱いに慣れてる…?いや、でも初めてあったはず…)」


アレンが掴みながら悩んでると二人が叫びだす。
ドロドロとか怨念と言う単語が出てくる。
そして、呆気無くその怨念に捕まっている人達。


"あのティキミックの能力を真似すれば…"
『(あー、頭いいね!)』


ティキの能力は…イノセンス以外は通り抜けられる。
つまりジャスデビのこれはイノセンスじゃないから…!


『やった!!抜けた!』


ドンッ!!!!!!

大きな音がした方を見ると、ジャスデビがリナリーを捕まえていて、アレンがそのへんなドロドロした怨念の塊から抜けた時だった。


「お前にはもっとキツいのプレゼントしてやらぁ」






「笑ってる」

  ✕

「けど」

  ✕

「実はすっげー怒ってる時の」

  ✕

「千年公」!!!




その時、何もない空間からいきなり伯爵が現れ、アレンに攻撃を仕掛けた。


「だしてっ、ここから出しなさいー!!」
「ヒッ、怖っ!」
「ブッチャケお前らどーでもいいんだよ。オレらはアレンウォーカーとマラタだけやって捕まえたっけそれでいいの。黙って使われてろバァーカ。消されちゃいてぇの?」


その時、リナリーは思いっきり殴った。
それは丁度デビットに当たる。


「いきがって馬鹿みたい!命の重みを知ってるアレンくんのほうがずっとずっと強いわよ!!」
『よく言ってくれたリナリー!ちょっと避けてね!』


リナリーが少しずれると、私はイノセンスの鎌でリナリーの入ってる球体を斬る。


「え、なんで!!?」
「ヒッ!なんで取れたの!?」
『それは考えればわかること!』


リナリーを掴み、ジャスデビから遠くに引き離す。
それと同時にアレンとクロウリーが伯爵に攻撃され倒れる。


『千年公覚悟〜♪』
「マラタ!!?動けるんですか!?」


アレンが声をかけたが、それを一旦無視し、千年公を一撃で縦に切り裂いた。
これで千年公が消えたと同時にラビが鍵を見つけてモニュメントの扉が開いた。
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