創り上げる神々(原作

□占いババと6人の戦士
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ヤムチャが操縦をしながら占いババのところに向かう。

だけど、悟空の服がぼろぼろすぎるということでどこかの町によって服を見にいった。


『あははははっ!いいじゃない、悟空』
「笑うなよ〜!!オラやだよ〜こんなの〜」


服屋さんに入って悟空に着替えさせたのがお坊ちゃんみたいな服装。

あまり似合わないのが悟空らしいかも…笑


「どうなさいますか?」
「オラ今まで…着てたやつでいいよ」
『これと同じ服新調できますか?』
「できますよ。このマル亀という字も入れますか?」
「うん!表の破れたところにも入れといて!それから、尻尾の穴もあけてよ」
「まぁ単純な服ですからね、一時間もあれば出来ますよ」


そう言われ、一旦店を出る。


『私、他のところ見てくるね』
「じゃあ、俺らは茶店にでも入ってるか」
「オラはウパを連れてくる!」


一時間ほどみんなで別行動することになった。

一人で町を歩いてるとジロジロと見られる。
なんでだろう…


「ねーねー、そこの可愛い子。一人?」
『………』
「おい!」


男の人を通りすぎようとしたら肩を掴まれた。
振り向けば、結構なイケメンの人だった。
だけどこの人………強い…。
手にかなり力入ってるし、気の量がかなりある。
私より強いかも…。


『……、私?』
「君以外にいないだろ」
『で、なんの用ですか?』
「一緒にお茶でもしない?」
『そう言うの興味ないんで』


なるべく冷静に対応しようと思ってシレッと言ってその場を立ち去る。
なんで話しかけてくんの!
しかも、わたしまだまだ子供だよ!?中身はもっと上だけど…!!
あの人も気が探れるのかな。 
だから話しかけてきたとか…?

でも…あの人と私、どこか似てるような雰囲気があった。


「すみません、お一人ですか?」
『え?あ、はい』


次は女の人に話しかけられた。
なんでこんなに話しかけられるんだ…!?


「お時間空いてますか?」
『んー、1時間弱ほどなら…』
「よかった!!ぜひ私の店に来ませんか!?服を着て欲しいんです!」
『い、いいですけど』


ぐいぐい来る女性に連れられてきたのはちょっと高そうなお店。

こんな町にもこんなところがあるんだね。


『すみません、この服って新しく新調できますか?』
「出来ますよ!同じデザインでもいいですか?」
『是非お願いします〜!』


広めの更衣室に連れられ、複数の女性が入ってくる。
え、なんだかみんな楽しそうなんだけど?
怖いんですけど…!?


「じゃあ、早速こちらにお着替えくださいー!」
「この一着だけなのですぐ終わります!」


そう言って差し出されたのはドレス。
黒いデザインで、所々にレースがついていて、普通に可愛いと思う。


「お着替え手伝いますね」
『あ、あの…この目的って……』
「ぜひこのドレスを着て写真をとらせてください!広告にしたいので」
『それって貴女達でいいのでは…』
「いえいえ!こんな可愛い子がいるならば着させないとこのドレスが可哀想なので!」


随分自己否定だな!

ドレスに可哀想とかあるの!?
手際良い店員さんはあっという間に服を着させてくれる。
そして、高めのヒールを履かされ、軽く化粧を施される。


その手際良さでかかったのは30分。


『このドレス…動きやすいですね』
「そうなんですよ!他のドレスは動きづらかったりなどいろいろな点がありますので、新作品として動きやすさを重視した物を作ってみたかったんです!」
『し、新作なんですか…』


そんなものを知らない他人に着させていいのか…


いろいろと動いて確認していたら不意に写真を撮らる。


「そのまま自由に動いてていいですよ!」


そう言われると動きづらい……。
その時、いきなり発砲音が聞こえる。
この店の中からだ。
女の人の悲鳴が聞こえ、そこに向かうと銃を持った男が二人。


「金を出せ!!」
「早くしろ!!!」
『ちょっと、迷惑なんですけど』
「危ないわよ!」


堂々と男の人たちの前に行くと女の店員さんに止められる。

危ないから下がって、と伝え男の人たちを見る。


「へへっ、可愛いじゃねぇか」
「お嬢ちゃん、命知らずだなァ」
『私から見ればそんなおもちゃの銃で入ってくるほうがおかしいと思うけど』
「なに……?」


男の人に青筋が浮かぶ。


『お金欲しいならね、もっと強引にやりなさいよ。銃だけじゃなく爆弾も持って声も変えて顔を見せない。そんな顔丸出しで馬鹿じゃないの?』
「てっめぇ…調子のんなよ!!」


一人の男が銃を構える。
女の人達は悲鳴を上げて、男は私の方に1発"だけしか"撃たなかった。

それを手で止める。
避けたら女の人にあたっちゃうからね。


「なっ…!」
『ほら、こんなおもちゃ…当たっても痛くも何もない』
「くっ!!!死ねぇ!!」


次は二人で銃を乱射してくるがライフルではなく普通の拳銃。たったの8発分しか入らないものなんて役に立たないのに。

全て受け止めてそれを見せつけると男の人が青ざめる。


『この弾、お返しするね♪』


指で弾いていく弾は男の人たちギリギリを通って後ろの壁にすべて当たる。
多分銃より威力出てるんじゃないかな?

完全に硬直してる男の人たちを見て笑う。


『目覚めた時には警察行きだからね』


高くジャンプをして回し蹴りをお見舞いすると完全に気絶した二人。


「凄い…貴女強いよね!」
『いや、まだまだ弱いですけどね』
「しっかし…いい写真が取れたわ!!ありがとう!」


男の人たちを縛り上げて警察につきだし、ドレスを脱いで新しく綺麗になった元の胴着を着る。

もうこのスリットの入った服は慣れてしまい、逆に動きやすい。


そして、お代はいらないと言ってくれ、お礼を言ってから店を出てさっき来たらしいウパや悟空達と合流した。







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