黒白の姫(原作

□第1夜
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〜〜


クレア姉さん
   おめでとう



クレアはマルクと結ばれた。
とても幸せそうだった。



「モアと喧嘩したんだって?」

「警官になるなんて反対だもの…」



協会のピアノを弾いてたクレアは泣きながらそう言った。



「信じよう。モアの気持ちを、そして神の加護を。神は信じた者を裏切りはしないよ」

「…そうね、信じるわ」



クレアがそう言った途端に上の十字架の飾りが落ちてクレアを貫いた。




「クレア!なぜだ神よ…クレアクレアクレア!!!」





〜〜



あの事故でマルクは深い闇に落ちた。
そこに製造者が現れる。

ボディに向かって叫ばせてあの世から魂を呼んだ。

そして、製造者は命令を使い、マルクを殺させた。
死んだマルクの口からアクマのボディが入っていく。

そして、アクマの完成。


こうしてアクマは次々と出来上がっていく。


アレンは全てモアに話した。
そして、立ち上がる。



「僕に宿る髪の十字架よ…今 闇を破壊する力を」



アレンはイノセンスを発動させた。
アレンの左手はとても大きくなり、頑丈そうなものに変わる。



「哀れなアクマに魂の救済を」



アクマが弾丸を撃とうとした時、アレンのほうが早くアクマを貫いた。

その時、もう一つの気が感じられた。
私の特殊なイノセンス以外の能力は瞬間移動ができること。
そして、気が感じられること。
間違いなくアクマの気が感じられる。

それにアレンは気づいてない。

警戒してるといきなり壁を突き破って現れるアクマ。




「まだいたのか!」

『チッ、イノセンス発動!!扇ノ舞、破壊(ディストゥローイ)!!!!』




懐に仕舞い込んでいた扇子型のイノセンスを拡げて巨大化させる。
そのままアクマに突き刺す。





「マラタ!!」

『アレン、油断はダメだよ』

「す、すみません」




アレンはちょっと悔しそうにした。




『千年伯爵…ね』

「そう、千年伯爵。これが製造者の呼び名です。彼は今人類終焉のシナリオを演じている」

『それを終わらせるのがエクソシストの役目……』





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