愛されし者の世界

□8、急だね
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家の家事が全て終わって休憩しようと思ったら電話が来た。

出てみるとブルマから。






【8、急だね】





電話の内容はただ単に話がしたいと言っていた。

悟空は修行でいないからブルマに向かいに来てもらった。



部屋の中に案内され、今日はいろんな種類のクッキーが出された。




「最近どう?」

『どう…って?』

「パオズ山は慣れた?」

『慣れないとあんなところで暮らせないよ〜恐竜は出るし、散歩してればサーベルタイガーが来るし』

「た、大変なのね」



ブルマは苦笑い。




「そういえばさ、アルトの住んでいた場所って温泉とかあった?」

『あったよ?』

「母さんが温泉の宿泊券を気分で応募したのよ」

『き…気分?』

「うちの母さんは気まぐれな人だから」

『うん』



何回か廊下ですれ違ったことはあるけどほのぼのとした優しいお母さんだった。




「でさ、その券が当たっちゃったのよ」

『いいじゃん〜家族で旅行?』

「でもね、その温泉貸切なのよ」

『わぁ…ちょっと寂しいね』

「でしょ?しかも父さんと母さんは行かないと言い出したから孫くんたちやアルトもどう?」

『え、いいの?』

「もちろんよ!」




貸切なんてめったにないし行ってみたい。
それに悟天とかはすごく喜びそう。




『で、行く日はいつ?』

「まだ先よ。一か月後だもの」

『じゃあゆっくり準備できるね』

「じゃあ孫くんにもよろしく言っといてね」

「なんだ?呼んだか?」

「『Σ!!?』」



後ろを振り返ると悟空がいた。

部屋に入ってきた音はしなかったから瞬間移動できたのかな?




「ちょっと!いきなり現れないでって言ってるじゃない!!」

「だってよ〜家に帰ったらアルトがいなくて気を探ったらここだったから…」

「なら、アルトをつれて早く帰りなさい!」

『え!?は、話は!?』

「それならいつでもできるわよ〜」

『そ、そうだけど…』

「なら、早く帰りなさい」

『じゃ…また今度来るね』




そのまま瞬間移動で帰った。
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