FKMT作品 短編
□1P【賭博黙示録カイジ】夏の夢(カイジ)
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仕事で事務所に来たものの、暑さに負けた神無さんが帰宅せずに絶賛引き籠もり中との事で“連れ出せ”とキレ気味のレオに呼び出され事務所に来たカイジ。
しかし事務所までの道のりで暑さを実感。
うっかり事務所のソファーに座ってしまうともう動けない。
「、、、涼しい、、、」
「ですよね。外暑いですよね」
「良いから何処か行って来なさいよ、、、仕事させるわよ」
「これ以上は過剰労働だよ、レオ姉、、、あ、カイジさん、アイス食べます?」
暑中見舞いで貰ったので、と高級アイスを食べるともう完全に駄目人間化が進行するカイジ&神無。
それを横目に仕事をする事になって苛立つレオ。
「、、、、、、、、解ったわ。そうね、ご褒美あげるから今直ぐ行ってきなさい」
「其処まで追い出したいの、、、」
「見ててダラけるのよ。カイジ、其処の引き出しにプールのチケットあるから」
「プール?」
「そう。リゾートプール。プラチナチケットだから入場も水着レンタルも飲食も無料。この子と二人で行って来て頂戴。“いいもの”見れるわよ」
「、、、、、、、、、、、了解」
「えっ、外出るんですか?そんな、、、プール、、、プールかぁ、、、嗚呼でも涼しいだろうなぁ、、、」
―――純粋に楽しみにしている神無に水着に釣られたなんて言えないままプールに向かうカイジなのでした。
【夏の夢】END