時計に目を向ければ深夜の0時を過ぎていた。
今日は早く帰る そう言ってたしか家を出たはずだった。
仕事なら仕方はないが…今日は違う。仕事の同僚と遊びに出掛けた。
昼を過ぎた頃 家事と支度を済ませてお妙は出ていった。
早く帰りますから、と振り返る顔には そそられるものがある。
薄い桜色のリップが良く似合ってて、キスしたいのを必死に抑えた。



「ただいまー」

玄関の戸が開くのと同時にそれは聞こえた。
文句の一つでも言ってやろうと部屋に入ってきたお妙の顔を見て 銀時は言葉がでなかった。

それに気づいてお妙も肩をすぼめた。

「……お酒飲んできちゃった」

飲んできちゃったで済むのか?
いや、済まなくないけど この娘こんな顔して町歩いて帰ってきたのォー!?


……よかった、無事に帰ってきて。


銀時がそう思うのも無理もない。
頬を赤く染めて、潤んだ瞳。
そして あの桜色のリップをつけたふっくらした唇をしているのだから。


「ごめんなさい」

首を傾げて、上目遣い。



――ああ、オレ ヤバい。


「反省してるなら、こっち来て」

銀時は手招きして自分の足の間にお妙を座らせた。
うなじにキスをすると、お妙はピクッと身体を反応させた。

まだ ここだけなのに。

顔に出るほどお酒を飲んだせいか、いつもより反応が良い。
耳朶に吸い付けば、甘い声が漏れて。
着物を捲り上げて 太ももから上へ上へと指を這わせると、腰を揺らしはじめる。


――ああ、かわいい。



「反省してるなら…朝まで付き合えよ?」



反省してるなら、たっぷりオレを 求めて?




Fin

設定は夫婦って事で!
お妙ちゃんの破壊力は半端ないのです(* ̄∇ ̄)♪
銀さんはいつもメロメロ(笑)

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