月夜へ贈る戀の唄
□水無月の章
9ページ/9ページ
『 鴉天狗に狼と妖狐…皆さん凄いですね…。』
今「 ちゃうちゃう。」
『 え?』
今「 青峰は狼やけど唯の狼やない狛狼( こまいぬ )や。狛狼ゆうても狛犬とはちゃうで?狛犬の更に上の位に君臨してる狛狼や。」
桃「 きーちゃんも妖狐じゃないの。天狐( てんこ )っていって妖狐よりもっと偉い位の種族よ。」
赤「 俺たちは唯の動物じゃない。みんな位の高い神使だ。」
実「 狛犬と妖狐、狛狼と天狐、似て非なる者だからこそ、揉めちゃうのよね〜…。」
なるほど…。
何だか仲悪いのも納得出来る気がします…。
青「 次はてめぇの番だぜ。」
黄「 狸みたいに燃えカスになりたいんスか?」
納得出来る気がする…うん。
気がするよ?
だけど…。
『 命令です!!』
皆「 …??」
『 青峰さん、黄瀬さん……おすわり!!!』
青 / 黄「 っ!!!?」
私との約束は護って頂かなければなりません。
『 神使として契約を果たした以上、お二人にはしっかりとしてもらわなければなりません!喧嘩は許しませんからね!』
実「 プッ!…おすわりだって!おすわり!アハハハッ!!あーお腹痛い!…プッ、ダメダメ!笑っちゃう!アハハハッ!!」
青「 チッ。」
黄「 チェッ。」
to be continued...