月夜へ贈る戀の唄

□水無月の章
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『 鴉天狗に狼と妖狐…皆さん凄いですね…。』


今「 ちゃうちゃう。」


『 え?』


今「 青峰は狼やけど唯の狼やない狛狼( こまいぬ )や。狛狼ゆうても狛犬とはちゃうで?狛犬の更に上の位に君臨してる狛狼や。」


桃「 きーちゃんも妖狐じゃないの。天狐( てんこ )っていって妖狐よりもっと偉い位の種族よ。」


赤「 俺たちは唯の動物じゃない。みんな位の高い神使だ。」


実「 狛犬と妖狐、狛狼と天狐、似て非なる者だからこそ、揉めちゃうのよね〜…。」



なるほど…。

何だか仲悪いのも納得出来る気がします…。



青「 次はてめぇの番だぜ。」


黄「 狸みたいに燃えカスになりたいんスか?」



納得出来る気がする…うん。

気がするよ?

だけど…。



『 命令です!!』


皆「 …??」


『 青峰さん、黄瀬さん……おすわり!!!』


青 / 黄「 っ!!!?」



私との約束は護って頂かなければなりません。



『 神使として契約を果たした以上、お二人にはしっかりとしてもらわなければなりません!喧嘩は許しませんからね!』


実「 プッ!…おすわりだって!おすわり!アハハハッ!!あーお腹痛い!…プッ、ダメダメ!笑っちゃう!アハハハッ!!」


青「 チッ。」


黄「 チェッ。」



          to be continued...





 
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