短い夢。

□キリリク!マファアの女。
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リクエスト、マファアの女。
激甘裏。A

ほんの少し迷って考えていると、腕の中で彼女は俺にもっと密着しようと身じろぎして吐息をもらした。

そして躊躇うように唇が動いて、かすれた声を発する。

「…Mr.、私が…して、も、良いですか…?」

俺の迷いを感じとってそんな事を言うのか、それとも、ただしたいと思ってくれているのか。どちらにせよ、嬉しい限りだ。

抱き締めていた腕の力を緩めて彼女の頭に口付ける。

「もちろん、いいさ。何をしてくれる?」

頭に唇をつけたままそう問うと彼女はブルッと震えて甘い声をもらした。

「やっぱり頭も感じるのか?」

楽しくなってそのままそう言った。ほんの少しだけ怒ったような声で彼女は答える。

「わかっているくせに…Mr.チャン、貴方に触れられる場所、全て、感じてしまうんですよ…」

怒るとこういう事を言うのが彼女の面白いところだ。腹を立てると本当の事を言う。それは悪口にもなにもなっていない、単なる告白なんだがなぁ。

「あー!もう!死ぬほど恥ずかしいんですよ!私‼︎」

そう言って顔を上げ、キスをしてくる。君は本当に面白い。楽しくて笑いが抑えられん。

「恥ずかしくないなんぞと思ってやしねぇさ。死ぬほど恥じらっている君が好きだからなぁ。今も羞恥心で本当は逃げ出したいんだろ?それなのに君からしてくれるんだ。嬉しいんだよ。」

顔を見てくれない彼女の頭頂部辺りを眺めてそう言った。今の君の顔を想像するだけでたまらねぇ。

「…わかって、らっしゃるなら、少し、黙っていてください…」

恥ずかしくて出来ません、と続けて俺の首に腕を回して抱き締めた。

「わかったわかった。少し黙っている。」

クツクツと笑ってMr.チャンは軽く私を抱き返した。楽しそうで嬉しい。が、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。それでも。いつもされてばかりだから。私からも、したい。

Mr.チャンから目線をそらして、抱き締めた身体を離す。そして、バスローブを自分で脱いだ。視線を感じる。羞恥心で止まってしまいそうになるがそれをこらえ、彼のバスローブをはだけさせた。

肌を密着させてもう一度、腕を回し抱き締めた。直に触れ合う身体が、ぴったりとおさまるようで、とても
気持ちが良い…。

「…んっはぁっ…」

満足気な声をもらして彼女は肌を合わせた。押し付けられる彼女の身体が心地良い。柔らかくてあたたかくて、なめらかな肌が、情欲を煽る。

ゆっくりと彼女は身体を擦り付け、俺の首筋にキスをした。出来るだけ身体を離さないようにしながら彼女は俺の顔を撫で下からキスを繰り返す。

その顔をじっと見つめた。必死で恥じらいをこらえてキスを繰り返すその表情。色っぽいどころじゃないな。いやらしいのに可愛らしい。最高に良い顔だ。

一瞬、閉じていた彼女の目が俺を見た。目が合った瞬間に彼女はビクッと震え、またきつく目を閉じ、唇を合わせ続ける。

たまらんなぁ。ちょいと我慢が効かなくなりそうだ。せっかく彼女からしてくれるという申し出をもっとゆっくり楽しみたいんだが、それは、とりあえず一度めちゃくちゃに突き入れてからにしてもらえんだろうか。

それをやったら彼女からする余裕などなくなるのはわかっているが。

余裕がなくなってもしようとしてくれる事がわかっているからタチが悪い。さらに言うならその姿も見たくてなぁ。本当にタチが悪いよ、俺は。

「すまんが、我慢がきかん。君の中に入りたいんだがいいか?」

背中をなぞってそう言うと彼女はゾクゾクと身を震わせた。

「んっあ…ぁ…は、はい…し、します…から…もう少しだけ…私に…」

押し倒して一気に奥まで突き入れちまいたいが、そんな風に頑張ってくれる彼女の姿が愛しい。

腰をうかせてまたがるようにしてそこに俺のものを押し当てた。押し当てられた場所は健気に濡れて俺を誘う。

「…っく…んんっ…んあっ…あぁっ…Mr.チャン…んんっ…愛しています…んっ…んんぅ…っ‼︎あっ…ひぁっ…‼︎」

押し当てるだけでガクガクと震える身体を必死に保ち、彼女は腰を落とすと根元まで押し込んで声を上げた。

「…っ…上手になったな。」

そう言って腰を撫でるとビクリと跳ねた彼女は衝動的に両腕で顔を隠した。

「…ぁっ…ふぅ…んんっ…やぁ…ぁ…ちが…んん…よ、かった…です…少し、は…上手く、なりましたか?」

顔を隠したまま彼女は言う。恥ずかしいからそんな事は言わないでくれ、と。そう言いたかったはずだ。それなのに。

「ああ、前は奥まで入れられなかっただろ?上手くなった。俺の為か?」

分かりきったことを聞いてまたいじめちまう。

「…他に、何が、あると言うんです?…Mr.チャン、貴方だけの、為、です…んんぅっ⁉︎ひあっ⁉︎Mr.⁉︎あっ!あぁっ‼︎ま、待って…っ‼︎ひぅっ‼︎あっ…あぁっ…あっあっあぁ…っ‼︎」

俺だけの為だと、そう言ってわずかに微笑んで見せた彼女に、もう我慢が効かなくなっちまった。

腰を掴んで下から激しく突き上げる。彼女は身体を揺らし、俺の動きに合わせて可愛い喘ぎ声を上げた。泣き喘ぐ声がたまらなく可愛い。悪趣味なのは百も承知だ。彼女もわかっているだろう。

「すっかり奥も馴染んだな。前よりも可愛らしい声だ。突くたびに締め付けてくる。いやらしくて可愛いな君は。」

奥を集中的に嬲りながら言うと彼女は泣きながら首を振って言葉にならない喘ぎ声だけを上げる。

可愛くて可愛くてどこまでも追い詰めたくなる。

抱き締めて、先ほど彼女がしてくれたように肌をぴったりと合わせながら突き上げる。

「ふあっ…ああっあっあっ…っ!やあっ‼︎ま、待って…っ‼︎あっあっあっ…っ‼︎やああっ…‼︎…っ‼︎…んっうぅっ…‼︎」

「もうイッたのか?いやらしい子だ。」

ビクビクと身体を痙攣させる彼女を眺めながら動きを止めずにそう言うと彼女は恥ずかしさとイッた快感でボロボロと涙を零した。

「もっといやらしい事をしてやろう。君が可愛くていやらしいからご褒美だ。」

グイッと抱き上げ、押し倒して最奥を押しつぶすようにして擦り付ける。

「やあっ⁉︎ひあっ…Mr.…っぁあっ‼︎…っやあっ…ひんっ…ひゃあぁんっ…‼︎」

「ここでイけたら、少し休ませてやろう。良い子だな。そら、もうイケるようになったろう?逃げるな。良い子だ。」

勝手な事を言って彼女を追い詰める。泣いて泣いて許してくれと懇願する彼女を無視して最奥を責め続けた。

「ひっ⁉︎あああぁっ⁉︎ひぁっあああぁっ⁉︎…っ‼︎」

「…っ!」

彼女の意思とは裏腹に最奥だけでイッてしまった反応で俺も彼女の中で達する。

「ひぁ…うっ…くぅ…っ…ひっ…ひっく…っ…」

余韻で震える彼女を強く抱き締めて頭を撫でてキスをした。

「本当に君は良い子だな。いじめてすまん。君が好きだ。」

そう言うと彼女はブルッと震え「…っ‼︎…だめ…いま…いわな…で…ぁっやぁっ…‼︎」ビクビクと軽くまたイッてしまった。

思わず声を上げて笑っちまった。抱き締めて頭を撫でながら笑う。なんて可愛いんだろうな。君は。可愛い過ぎて可哀想だよ、本当に。そんなだから、一度じゃ終わりにしてやれないんだ。

「わ、笑い事…では、ないん、ですよ…ぁっ…やぁ…!や、休ませて、下さるって…っ!」

中でまた大きくなってきたそれに慌てて声を上げた。Mr.チャンは笑ったまま私を抱き締める。

「休んで良い。ただしこのままでな。」

休めない。休めないですよ、このままでは。楽しそうに笑って、優しい目で私を見つめる。そんな風にされては嫌だとは言えない。本当にずるい人。

大人しく少しでも身体を休める為、出来るだけ感じないようにただ必死で息を整えていた。Mr.チャンは優しく私の腕をさすってくれている。

愛しい者に触れる仕草。
幸せで胸がいっぱいになる。

やっている事は相変わらず鬼畜だとはわかっているのに、もう駄目なのだ。何をされても、そこにMr.チャンの気持ちがあるなら、それだけでいい。満たされてしまう。喜びと幸せで。
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