ONEPIECE短編

□約束
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(もう何年前の話だろうか…
俺と名無しさんが出逢ってから。)



「既に手のかかる子だ」



ハックにそう言われるほどの子供は名をサボといった

死ぬ直前だったのを革命軍No.1のモンキー・D・ドラゴンに救われたのだ

しかし目が覚めた頃には記憶を失い自分の名前すらわからないでいた。

覚えているのは"両親のもとには帰りたくない"ということと"体に染み付いた修行"

革命軍では小さな子供も育成していた

将来有望な革命軍戦士にするため。

そのなかに名無しさんはいた。

彼女もサボのように拾われた子供。

そしてサボと同じく記憶を失い"両親のもとには帰りたくない"ということと"体に染み付いた修行"があった

サボが10歳の時、彼女は既に幼いが革命軍戦士であった。

しかし危ない戦場にいかせるにはまだ若すぎる。

その為上がってくる調査報告書の管理についていた

大人かおまけの頭脳を持ち判断力も兼ね備えている。

真面目なこと思いきや女の子らしい一面もある。



『サボー』

「名無しさんか!なんだ?」

『……ううん。なんでもない』

「なんだよー。気になるな〜」

『…』



他のみんなとはなすときとは違い、名無しさんはサボと話すときだけはおとなしかった



そして17歳。



「俺が何とかする!」

「え?!サボいまどこに[ガチャッ]用件だけ?!」



ドーン!ドカンッ!


敵から打たれる大砲に苦戦する革命軍

そのなかに一り突っ込んでいく一人の少年



「あ!サボ君、また無茶ばっかりして!」

『私が行く』

「え?!ちょっと名無しさん!」

「全く。似た者同士だな」



二人で敵のアジト内を走り回り敵を撹乱

好き放題暴れまわりアジト崩壊寸前まで追い込む



『そういえばそんなことしてたね』

「そんなことって今では懐かしい思い出じゃないか」

『私はサボのお世話係だった』

「世話になったな」

『どういたしまして』



今は二人でタッグを組み潜入捜査中

敵にばれないように軽く変装をしている

あれからまた成長して二人は20歳



「なあ名無しさん」

『なに』

「この任務が終わったら聞いてほしいことがある」

『今じゃダメなんだ』

「ああ」

『楽しみにしてる。いくよ』

「おう。」




この任務が終わったら……付き合ってくれ



Fin

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