ONEPIECE短編

□ローが女になった日
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「なにこれ」



ある日のハートの海賊団

いつもと変わらぬ日々が始まろうとしていたはず



「せ、船長…?」

「なんなんすか…その格好」

「私が聞きたい」

「とりあえず名無しさん呼ぶか」



ローに異変があった

もうわかると思うがとりあえず名無しさんを呼びにいこう



『どしたの?』

「船長が大変なんだよ!」

「とにかくはやく来てくれ!」



甲板で洗濯物を干していた名無しさんをシャチとペンギンがつれていく


バンッ!


すさまじい音を出してドアを開ける

そこにはかなりの態度で足を組む"お姉さん"がいた



『………』

「な?」

『ちょ、誰この人』

「私よ」

『誰だよ』

「ロー」

『えぇぇぇぇ?!ロー?!』



帽子にパーカー、胸元の入れ墨(小さくなった?)、両耳のピアス

いつもと違うのはあるはずのない胸

爪につけられた真っ赤なマニキュア




「どういうことよ」

『いや、私が聞きたい』

「たぶん、ここの管理人が"ついったー"とかゆーので
女体化した船長のフィギュアを見て書きたくなったんだと…」

『ほうほう』

「それでこうなったってわけね。はやく戻してくれる?」

「いや、俺なに言われても管理人は俺たちのいうこと聞いてくれなかったし」

「でもたまにはこーゆーのもいいんじゃ?」

「あんたたち、バラされたいの?」

「「そんなことないっす!」」



女になっても言うこととやろうとすることは変わらないロー

とにかく女になったローは超美人

女の名無しさんでも綺麗だと思っている



「なに見てるの」

『え?!いや、ロー綺麗だなーって』

「綺麗なんて言われても嬉しくない」

『だって今は女な訳で綺麗以外の言葉でないよ』

「あんたね……もういい。とにかく私がもとに戻る方法を探さないと」



まずは敵船に船長が女になったとバレないために

次の島でのローは調達にはでないこと、名無しさんと留守番

船が襲われたときは全力で船長を隠しとおすこと



「ここの管理人、今度あったらバラす」

『ロー、女の格好で怖いこと言わないで』

「じゃ名無しさんは私がずーっとこのままでもいいって?」

『本望はそうだけど…』

「そうするとこんなことも一生できないのよ?」



そう言って名無しさんの唇にキスしようとするロー



『近い近い!』



近づいてくるローを押し返そうとするも

ローの胸をさわってしまった名無しさん



「ずいぶんと積極的ね」

『違う!今のは違う!』

「焦った顔もいい」

『もお!』



終始こんな始末。とりあえずクルーの目に悪いのでパーカーを着てもらった

あんなデカい胸をノーブラ状態で服の前を開けたまま船内をうろうろされても困る

ローはいつのきてる服を窮屈そうに着ている

そりゃ本来ないものがついたからな。



「とにかく次の島はログがたまるまでに3日かかる」

『そんなに?!』

「ああ。だからこの間名無しさんと俺たちと交代で船長を守る」

『おけ』



これで話はまとまった
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