ONEPIECE短編

□本物を目に焼き付けて
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今日は珍しい革命か軍の平和な日である



『サボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

「名無しさんちゃん(笑)」



そう、今日はエピソードオブサボ放送日である

発表された日からサボは他の国に調査で出払っている

もう1ヶ月会えていない

その寂しさもあり"テレビ"でサボの経歴が放送されるとあり
画面越しではあるが久しぶりのサボにテンションが上がっている



『あ、エース…』



サボの兄弟でルフィの兄であるポートガス・D・エース

いつ思い出してもこの話は辛く悲しい

伝説の男の血を引くというだけで処刑

本人は今や伝説の男

兄弟を一人失ったサボの心に刻まれた傷

兄弟を二人も失ったと思っているルフィの心に刻まれた傷

どちらも深いものとなっている

サボはルフィにはやく生きていることを伝えたいと言っていた



「でも無事にあえてよかったよね」

『うん。もう12年くらい会えてなかったんだもん。
ルフィくんもすごく喜んで号泣だったって。』

「死んだと思ってた兄が生きてたんだもん。
そりゃ喜ぶに違いないわ」



そして画面はルフィに再会したあとのコロシアム



『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!
サボめっちゃかっこいいよ!!!!!!!!!』



一人でキャーキャー盛り上がる名無しさん

部屋にいた全員はその部屋をあとにする



「名無しさんちゃん、ホントサボくんのこと好きだよね」

「名無しさんに勝てるものなどおらんだろう」

「サボくん愛されてるね〜」

「まあサボも名無しさんが革命軍に入ったときから好いておったようだからな」

「相思相愛!」

「まあそういうことだ」



そうして放送が終わる

EDの絵にキャァァァァァァァァァァア!!!!!!!!!となる名無しさん

自分では知らなかったことが描かれている



『えぇぇぇぇぇぇぇ映画!!!!!!!!!!!!????????????
来年の夏にやんの!!!!!!!!!!!!????????????』



そしてまたもキャァァァァァァァァァァア!!!!!!!!!という叫び声

広めの部屋で一人興奮してのたうち回る名無しさん

するとテレビがプツンと消える



『お?壊れちゃったのかな』



起き上がってテレビを調べる名無しさん

んーんーと唸って調べるも特に不具合はなし

すると後ろから良い匂いに包まれた



「映像の俺で充分なのか?」

『サ、サボ!?お、おかえり』

「ただいま」



ギュッと抱き締めすりすりしてくるサボ

シルクハットが床に転がり金のふわふわしたウェーブの髪が頬にあたる



『くすぐったいよ』

「悪い。名無しさんはテレビ越しの俺で満足?」

『そんなことない!実物を見れるほうが満足!』

「はは。よかった」

『ドラゴンさんに報告は?』

「終わった。すぐに名無しさんに会うために速攻で終わらせた」

『ふふ。なんだか嬉しい』



サボは名無しさんに抱きつくのをやめ立ち上がるとそのまま名無しさんを連れて自室に戻る

コートを脱いでスカーフを外す

その姿が紳士的で見惚れた名無しさん



「どうした?」

『かっこいいな〜って』

「惚れた?」

『それは前から。正しくは惚れ直した』

「そうか。名無しさん、こっち来てくれ」



そうサボは名無しさんをベッドに誘う

そして二人で横になり抱き締めあう

1ヶ月ぶりの抱擁、肌の感触、感じる体温

すべてが愛しく感じられる



「名無しさん、本物を目に焼き付けてくれよ」

『うん。焼き付ける。映像で満足なんて無理なくらい』

「ああ。名無しさん、愛してる」

『私も愛してるよ』


Fin



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エピサボよかったですね。
案の定エースの死ぬ場面は号泣
ルフィと入れ替わってコロシアムで戦った場面は鳥肌
そしてサボォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!の叫び
何度か親に怒られました(笑)
さらにサボをすきになりました管理人でございます

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