ONEPIECE短編

□どっちがモテるか勝負
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「頼む!付き合ってくれ!」

『海賊相手に恋なんてするもんじゃないわよ』

「アンタみたいに強い女が好きなんだ!」



あーあ。また告白されてる

相手もよく懲りねえよな



「なんだ、悔しいのか?」

「そんなわけねえよ!」

「そんな怒るなよい」

「怒ってなんかねえ」



最近毎日目にする光景

とある島に物資調達のためによった

そしたら毎日毎日日替わりで男が名無しさんに告白する男が来る

さっき男が言ってたが名無しさんは強い

白ひげ海賊団での地位は0番隊隊長

0番隊は基本的には色んな隊の手伝いをする隊

表沙汰には公表されていない

世間には"2番隊副隊長"と公表されている



『あら残念。私は強い男が好きなの。
わかったらさっさと消えてくれる?それか
手加減なしで私と勝負する?』



手加減なしの名無しさんはバカ強い

怒らせたときなんか抑えるの必死だった

隊長4人で手足抑えてたもんな

その本人が飽き飽きしたように帰ってきた



「またコクられてたな」

『羨ましい?』

「俺だってモテるさ」

『あらそう』



俺はこんな名無しさんに惚れてる

でも名無しさんは全然興味なさそうにすんだよな

何とかして振り向かせてえな



『どっちがモテるか勝負する?』

「いいぜ。勝ったらなにするか、負けたらなにするか決めよう」

『面白いじゃない。そうね〜。エースが決めていいわよ』



きた!俺のもくろみ通り



「じゃ俺が勝ったら俺と付き合ってくれねえか?」

『そんなのでいいの?』

「どーゆう意味だよ」

『エースなら肉食いたいとかかなと思っただけ』

「俺はこれでいいんだよ」



俺はどうしてもこの願いがいいんだよ

これしか今は願うものはねえ



『エースがいいならいいわよ。じゃあ私が勝ったらご飯おごってね』

「おう。いいぜ」

『ルールは簡単。人数を数えるのにずるしないように
映像でんでん虫を持っていき紙に名前を書いてもらうこと。
書いてもらってる映像も録ること。強制的に書かせないこと』



こうして俺と名無しさんのモテバトルが始まった
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