ONEPIECE短編

□特等席 ルフィ視線
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俺は麦わらの海賊団に新しい仲間をいれた

雑貨店営んでた女で見ていても一緒にいても

すげえ落ち着くんだ!

よく笑うし、船のことも一生懸命覚えようとして

毎日メモ片手に船の中歩き回ってみんなから話聞いて

みんなから可愛がられてる

俺はいつもみてえにサニーの頭に乗りにいった

そしたら名無しさんが俺の特等席にいた

メモした内容を再確認してた

そしたらその一枚が風でとんで俺のところにきた

綺麗な字で聞いたことが書かれていた




「名無しさんー!おまえんだろー?」

『あ、はい!すいません、ありがとうございます!』



俺はよっと、サニーの頭に乗って言った



「あと名無しさん!そこは俺の特等席だ!」

『え!?そうなんですか!?すぐ退きます!』



サニーの頭は俺のお気に入りの場所

船でも一番先頭にあたる

名無しさんは邪魔にならないように退こうと立ち上がって

俺の横を通ろうとする



『うわっ!』



通りすぎようとする名無しさんを逃がしたくなくて

抱き締めたくて、香りを嗅ぎたくて

名無しさんを腕をつかんで膝にのせた

お腹には腕を回す



「名無しさんが座るならここだ!ここが名無しさんの特等席!」



ギュッと後ろから抱き締める

ずっとこうしてみたかった

気に入った女を抱き締めてみたかった

顔を真っ赤にする名無しさんが簡易くてしかたがない



『ル、ルフィさん!?』

「なんだあ?」

『あの…この状況は…』

「サニーの頭は俺の特等席、俺の膝は名無しさんの特等席だ!」

『私の?』

「おう!名無しさん、抱き心地いいんだな!それにいい匂いがする!」



名無しさんの首元をクンクンと匂う

強くもない香水、俺はこの匂いが好きだ

名無しさんはくすぐったそうにする。



「名無しさんがサニーに乗るときは俺の膝の上でだ!」

『え?』



思考回路が停止してんのかなあ

反応が鈍い



「んー。俺説明すんの下手くそだからなあ。よし!
いいこと考えた!」



説明せずに理解してもらう方法がある!

名無しさんビックリすんだろなあ

名無しさんの反応が楽しみだ!

俺はニョーンと首を伸ばして名無しさんにキスをした

唇を離したあとも顔真っ赤にさせてよ

それって俺のこと好きだってことにはなんねえのかな

そんなことわからなくてもただ言えるのは



「名無しさんの特等席は俺の膝だ!メモしとけ!」



ただこれだけだ

それから俺がサニーの頭に乗るときは

必ず名無しさんを膝にのせてサニーに乗った

名無しさんは嫌がることなんてなかった

名無しさんの特等席は俺の膝の上



Fin

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