06/21の日記

00:04
初心に帰った感じの勇ベル
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「おい、百瀬勇貴」
「……また君か」

声を掛けた途端うんざりとした顔をする勇貴に、ベルガーはむっとしてつかつかと歩み寄る。

「またとは何だ!顔を合わせたらまず挨拶であろうが。貴公は礼儀を知らなすぎる」
「君に礼儀を説かれることになるとはね…」

遠い目をしてやれやれと肩を竦められ、ますます頭に血が上る。

「だいたい“君”だの“貴様”だのと、我が輩の名はヒャルマー・フォン・ベルガーであると何度言えばわかるのだ!」

びしっ!と人差し指を突き付けられ、勇貴はきょとんとしたように目を瞬かせる。そしてしばしその指先とベルガーの顔を見比べて、ああ、と納得したような声を漏らす。

「名前を呼んで欲しかったのか?」
「は?…なっ…何故そうなるのだこの凡俗!確かに貴公は我が輩の名をきちんと呼ぶべきであるが、それは決して我が輩が望んだことではなく当然の礼儀として…!」
「ベルガー」
「えっ」

ぷんすかと怒鳴っていたベルガーがぴたりと動きを止めて黙り込んだ。
口をポカンと開けたまま、しばらくしてその顔が見る見る真っ赤に染まっていく。
その反応に勇貴は些か驚いたように目を瞬かせ、苦笑した。

「…君はわかり易いな」
「なっ、ど、どういう、意味だ!こ、これは違うぞ、我が輩は決して照れてなどいないぞ!」
「はいはい」
「くっ…何なのだその気味の悪い笑みは!」

喚き散らすベルガーを受け流しながら、いつの間にか少し楽しくなっている自分に気付き勇貴は苦笑した。







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本編の展開に興奮を隠せません。やばい…ベルガー様をダン達の世界で連れ回したい。
本編で兄様が名前を呼んだのって二回くらいな気がするんですが、未確認。ヒャルマーって呼べばいいのかな。でもベルガーのが響きがいい。


それにしても、今週のレオンさんがなんか可愛かった。
あれか。レオン→異界王か。ムサい。
でもって勇→ベル→レオ→王→ダンだな!なんてこったい。
更にダン→クラ→硯→剣→??ぐらい発展する可能性がありそうですね。ドロドロです。
半分くらい本気で言ってます。

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