06/18の日記
16:45
ちょっと女々しい勇→ベル
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俺たちにはいつだって何か足りなかった。
それは言葉であったり、気持ちであったり。
取り戻すことだって出来たはずだった。足りないなら補えばよかったのだ。だが俺は何もしなかった。
「いい様だな、白の戦士」
俺を見下す君の視線は、酷く冷たい。じっと俺を見据え、口元には嘲笑が浮かぶ。
その裏にある感情を読むことは出来なかった。
…いや、違う。俺は期待しているだけだ。
冷たい君の瞳。それが全ての答えだ。
「ベルガー…」
俺の声は、君には届かない。
深緑の瞳は、もう俺を映してはいなかった。
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二人に足りないもの→相互理解と思いやり
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