神
□【罪と…罰、ヲ】執筆中
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そう言い、部屋に入る黒神。
白神は微笑み、渠呶に紅茶を煎れる様に促す。
「適当に座って?今、紅茶入れるから」
『…ぶっとばすぞ』
椅子に乱暴に座ると、足を組む黒神。
そんな失礼な態度も言動も相変わらずだと苦笑いし、渠呶に訂正する。
「Σぁ、黒は珈琲のブラックだったよね…すっかり忘れてたι」
『……言わせんな。』
そう言い、窓を見つめる黒神。
白神は苦笑いしながら、珈琲を差し出す。
「あはは…ゴメンね。黒が来るなんて想像出来なかったからι」
『…御前に理解出来るようなら、俺も馬鹿だな。』
白神も椅子に腰掛け、紅茶を口に含む。黒神も珈琲片手に、適当に返事を返した。
だが、白神の一言で黒神は表情が変わった。
『其れは良いんだケド、黒…髪染めたんだね?』
「………嗚呼、まぁな。たまにゃ良いだろ」
白神の言葉に、少し笑みを浮かべる。其れは混ざりながらも確かなオレンジ色で…金神そのものだった。
白神は口にした紅茶をテーブルに置いて、黒神に言った。
「…どうしてなの」
『………』
「…何で殺したの?皆、黒の事…心配してたのに……」
『テメェ等には一生分かんねぇだろうよ。』
白神の言葉に、黒神は平然と答えた。
涙を流す彼から見れば、
黒神の冷静さに動揺が隠せない。