愛し愛され 、恋焦がれ

□#8
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   『 2人で1つだから 』









展開された魔法陣を破り這い出るアジ・ダハーカ。



ル「 な、なによ…これ……。」



圧倒的な魔力に押し潰されてしまう者もいる。

滅竜魔導士であるナツやガジル、ウェンディでさえもその恐怖に怯み体を震わせている。



ア「 1000年の眠りから覚めた今、何人たりとも我を止める事は出来ぬ。この世に混沌と滅亡を。」


ル「 ド、竜が……喋った。」


ギ「 喋るって事は多少なりとも俺達を虫けら以上とは捉えているようだな。( 大部分はネルの魔力を感じての事だろうがな… )」


ア「 ふんっ。虫けらがおるのぅ…しかし所詮は虫けら、何匹集ろうと同じ事。潰れるが良い。」



空を切る様な素早さと絶大な力で尻尾を振るい、クリスティーナを叩き落とす。

不幸中の幸いか、死人は居らず皆同じ所へ落ちる。



一「 メーン!!!修理したクリスティーナが!」


エ「 今はそんな事を言っている場合ではないだろう!こいつは只者ならぬ魔力を保有している。」


ギ「 エルザの言う通りだ!みんなで一斉に最大の魔力をあいつにぶち当てろ!」


ナ「 おっしゃー!燃えてきたぜ!!!」



僕は決して諦めない。

そんな姿勢を見せるみんなに僕の心は動かされた。

僕の闇を封じると言ってくれたグレイ。

愛してると言ってくれたギルダーツ。

いつも太陽の様な微笑みをくれたナツ。

そうだ。

このチームならアジ・ダハーカを倒せる!




 
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