愛し愛され 、恋焦がれ
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僕を含める皆が生唾を飲み込み、ラピスの言葉を待ち望んだ。
ギ「 秘密だ。」
『 ひぃふぅはーふ!?( ギルダーツ!?)』
今にも言葉を発し掛けたラピスの口に指を突っ込み大きく開かせて発言を阻止するギルダーツ。
『 秘密って、僕の事ですよ?教えて下さい。…というかそもそもギルダーツは知っているんですか?』
ナ「 そうだそうだ!独り占めは良くねぇぞ!?」
ギ「 知ってるけど言えねぇなぁ。…それより、お前たちに仕事を持ってきた。もちろん、ネルとラピスにも参加してもらう。」
グ「 ダメだっ!!こいつはまだ魔法が使えねぇんだ!危険な場所には行かせねぇ!」
グ、グレイ!
何処から現れて来たんですか…というより服…。
エ「 これはマスターからの命令だ。」
ル「 エルザ?」
ウ「 妖精の尻尾の戦力になる物はこの仕事に当たれ、との事です!」
ナ「 お、おい…これ!」
仕事内容が書かれた紙に記されている階級は100年クエストの文字。
『 100年クエスト……。』
僕が魔力を暴発させたクエストがS級クエスト。
その3段階厳しさを上回り、ギルダーツが左手足と内臓の一部をこんなにしたクエスト。
僕はその恐ろしさに身体が震えるのを感じた。
こんなクエストに同行なんて出来ない。
まだ自分の意思で魔法を使えない僕がこんな大仕事…無理だ。