愛し愛され 、恋焦がれ

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リゼンとニヒレンは1つの体だが、長い首を持つ。

僕とネルが魔法を学ぶ場所は山1つ分程離れた場所。

だから、ネルがどんな魔法をニヒレンから学んでいるのか僕は知らなかった。

だけど魔法を学んでいる間以外は同じ時を過ごしている。



『 ネルの魔法って綺麗!?何色!?』


『 それがまだ、使えないんだよね…。僕、才能ないのかなぁ…。』



僕とネルは双子だけど性格は意外にも真逆な部分が多い。

僕はニヒレン曰く、すこぶるポジティブだけどネルは反対にすこぶるネガティブ。



ニ「 ネルは覚悟が足らんのだ!魔法を扱うという事の重大さに対する覚悟が!」


『 ご、ごめんなさいっ…ぅっ…。』



そしてネルは泣き虫。



リゼンとニヒレンも又、真逆な性格。



リ「 まぁまぁ、ニヒレンったら。そんなカリカリしないの。」


ニ「 うるせぇ!俺様が教えてやってんのに何で習得しねぇんだ、このクソガキ〜!!」



リゼンはとっても優しいけどニヒレンは短気。



2人が僕達の親代わり。


だけどある日を境にネルは泣く事がなけりゃ笑う事もなくなってしまった。

僕はその理由がどうしても知りたくて約束を破ってネルとニヒレンが魔法の練習をする場所に行った。





 
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