愛し愛され 、恋焦がれ

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ル「 時間??」


『 えぇ、お時間。良ければ…… 』


『 ふぁ〜ネル〜まだ付かないのぉ〜?お腹空いたよぉ〜。』



その男の鞄の中より現れたるは灰色の身体を持つ寝惚け面のネコこと、エクシードの姿



『 あ〜ごめん、ごめん。もう直ぐ付きますから……多分。』


『 多分〜?あ〜、また道忘れたんでしょ〜?』


『 あは〜…僕が方向音痴なのは今に始まった事じゃないですからねぇ〜……ハァ、辿り着けるのでしょうか…。』


ル「 あ、あの〜…。」


『 あっ、すみませんっ!』


ル「 いえ。それで…時間はありますけど、何か困っているんですか?」


『 それが道に迷ってしまって……。そこで他ならぬ妖精の尻尾に所属する貴女に、連れて行って欲しいところがあるんです!』


ル「 私に連れて行って欲しいところ?」


『 はい!…だ、ダメでしょうか?やはり見知らぬ人間と喋るネコなんて怪しいですもんね…。』


ル「( ネガティブかっ!!)…そ、そんな事ないですよ!もう何処へでも、お連れしますよ!」


『 本当ですかっ!?…それでは、お言葉に甘えて……貴女が所属している魔導士ギルド、妖精の尻尾へ!』




 
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