愛し愛され 、恋焦がれ

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   『 何年経っても… 』










あれから7年の月日が経った。

私もグレイも26歳。

マスターは引退し、ギルダーツが4代目マスターとなった。

そしてアイザックとビスカも結婚し、子供に恵まれた。

アスカという女の子だ。

7年前より更に騒がしさを増したギルドを束ねるのは大変そう。

…それなのに……



ギ「 ネル〜、今日こそ俺に乗り換える日だぜっ!!」


ナ「 抜け駆けは許さねぇ!ネル!あんなタレ目野郎捨てて、俺んとこ来い!」



相変わらず、こんな感じ。



ロ「 ナツ兄もマスターもいい加減に諦めろよ。ネル姉達は夫婦円満なんだからさ。」



唯一の常識人がロメオだけな気がしてくる今日この頃。



ナ「 何言ってやがる!あのタレ目野郎が仕事で居ねぇ今こそ、略奪時だ!ギルダーツ!勝負して勝った方が結婚だ!いいな!」


ギ「 掛かって来い!」



そして開始と終了が同時というのも、もう慣れた展開である。



ギ『 …という事で俺と結婚だ!』


『 しませんっ!』


セ「 だめぇっ!ママはパパのなのっ!」


『 セリオンもこう言っています。引き下がって下さい、おじいちゃん。』



実は私達にも子供がいる。

これも運命なのか男女の双子。

生む時はとても痛かったです…うぅ。

姉のビアンコと弟のセリオン。

ビアンコはイタリア語で白、セリオンはスペイン語で氷を意味します。





 
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