NARUTO 我愛羅落ち(長編)
□卒業試験…!!
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ガラッ
扉を開けると、前にはイルカ先生とミズキ先生が座っていた。
イルカ先生はもともとよくしてもらっているからか、サスケとシカマルのお陰でもあるが肩の力が抜けた気がした。
ミズキ先生は前からあんまり好きじゃない…。なんか上っ面な態度に感じるんだよなー…なんとなく。
すぅ…はー。
ゆっくり深呼吸をしてから、キッと2人をみると、2人とも真剣な表情でこっちを見守っている。
柚李「…いきます!」
こくっとイルカ先生がうなずく。
柚李「…分身の術!!」
ポンッ
目を開けてみると、自分とそっくりな分身が5人いた。
「!!」(力み過ぎたと思ったけど、やった!!)
イルカ先生か「よし!合格!!」
「やった!」グッとガッツポーズを思わずする。
イルカ先生「おめでとう柚李!!
よくやったな!」くしゃくしゃとイルカ先生に頭を撫でられた。
ミズキ先生「おめでとう柚李ちゃん。」
柚李「ありがとうございます、先生!」
イルカ先生「ほら、額あてだ。
これをつけることは1人前の忍を意味する。まぁ、お前は陰で努力していたのを知っているから心配しないが、これからもその向上心を持ち、鍛錬を怠らないように。」
ミズキ先生「柚李ちゃんの成長ぶりは見ているこっちが楽しくなるものでしたからね。期待しているよ。」
柚李「はい!!」
イルカ先生「柚李、忍ってのは、辛いこともたくさんある。けれど、その中で自分を見失うなよ。
先生はお前の味方だ…
どんな時でも。」
柚李「はい!
ありがとうイルカ先生!ミズキ先生!」
ガラッ
イルカ先生の言葉はなんだか意味深で、
絶対忘れないでおこうと思った。
ミズキ先生「えらく可愛がってるんですね。柚李のこと。」
イルカ先生「ミズキ先生…。
柚李は優秀で、光るところもある。
きっとあの子は強い忍になるでしょう。けれど、どこか危うさがあるんですよ、あの年で…」
ミズキ先生「…そうですか、イルカ先生がおっしゃるのならそうなのかもしれませんね。」
イルカ先生(柚李、お前を送り出し、陰から見守ることしか出来ない。
さっきの言葉が少しでも、お前の支えになるといいが。)