短編集♪

□Let's Dance!2
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1時間後、衣装を着てのリハーサルの時間が迫ってきた。真優はそのあと数十分仮眠を取り、メイク係の女性に衣装をさせてもらい、準備を終わらした。部屋に入るときメイク係の人が、

「どうぞ。」

と声をかけ、恐る恐る入ってみると、そこには綺麗に髪の毛をお団子にして青のカッターシャツと赤のストライプのネクタイに、ナイロン製のブレザーと赤のスカートを履いた、まるで私立のお嬢様学校の制服のような衣装を着た、ほっそりとした少女がいた。


「かわいい〜!/かわええなぁ〜!」

女子高生二人はあまりのセンスのよさに目を輝かせている。

一方の男性軍も、言葉を失っている。

母親に似た、スタイルの良い体に、父親に似た知的なイメージが揃っていつもの何倍もまして美少女になっていた。

「どうかな…?」

「もう、最高!普段にも増して一段と可愛くなってるわよ!」

「なんか、イメージめっちゃ変わるなぁ!知的なイメージそのままやけど、いつもより明るくて活発な子になってるわ〜!」

小五郎は、蘭を見ながら、(蘭ももうちょっとスタイルが良ければなぁ)と考えていると、蘭の鋭い目線を感じ、急いで目をそらした。

「ありがとう。本番もしっかり頑張るね!」



それから、20分が経っていた。


しかし、明智がまだ来ていないので、リハーサルが始められずにいた。

「明智さんどうしたのかな?」

「何かあったのかしら?」



うわぁーー!?


廊下中に響く、スタッフの声に、コナンと平次はすぐさま声のもとへ駆けつける。

するとそこには階段の踊り場で血を流している明智の姿があった。
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