その他

□ただいまを言うまで
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デスマスクは2日間眠り続けた。
その間宝瓶宮に来たのはアフロディーテにシュラ、そしてミロだけである。
蟹の様子を気遣うのはその程度の人数かとカミュは思うと同時に、自分ではと考えた。多分黄金ではミロくらいしか来ないだろうなと思えば蟹にしてなんたる人気者だと褒め称えたくなる。

アフロディーテはデスマスクの呼吸を確認し、貴方も運が悪いなと早々に立ち去った。
シュラもまたその顔を撫でて帰ろうとした。
連れて帰らんでも良いのかとカミュは問うたが、無理に引き起こすのはデスマスクに負担がかかるだろうと低く答えただけであった。

叩き起こさんのは非があるからか?
そう言ってきたのはミロである。
何故そう思う?
部屋の匂い。
そうか…違うか。
流石だと納得している友を見ながらミロが問いを投げる。
コレが好きなのか?
いや。
では何故抱いた。
解らん。だが勃った。
デスマスクにか。
ああ、だからしたのだ。
そりゃそうだな。
誘ったのか?それとも…
先に口付けたのは私だが、冷たさを求めてきたのはデスマスクだ。だがそんな事を聞いてどうする?
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