immortals

□immortals7
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―・・・

どれだけ時間が経ったんだろう。


わたしは今大学内にある中庭のベンチに腰掛けている。


何をするわけでもない。


ただ心を落ち着かせたかった。


さっきまでは心地よく感じていた冷たい風も、今では少し寒い。


戻ろうかな、とベンチから立ち上がると同時に



「やっと見つけた!」

はあはあ、と息をきらすタダシの姿。


『ど、どうしたの?』

どうしたの?なんて自分を探しにきてくれたに決まってるのに。


「さっきは本当にごめん!!」

そう言って頭をさげる。


『謝らないでよ・・』

抱きしめるぐらい、仲間内だったらよくあること。


それに変に動揺してしまったのは自分なのに、ここまで真剣に謝られるとどうしたらいいかわからなくなる。


『ハニーが心配してるでしょ。全然怒ってないから戻ろうよ』


正直この状況から抜け出したかった。


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