immortals
□immortals6
1ページ/3ページ
「俺、何やってるんだろ・・」
ラボから走って出て行くなまえの後ろ姿を呆然と見つめながら、はあ...と力なくソファに腰を落とし頭を抱える。
「ごめんね、タダシ。私があんなこと言ったから」
ハニーレモンが本当に申し訳なさそうに眉をよせる。
「いや、俺がいけないんだ」
いつもだったら絶対あんなことしないのに。
最近ずっと徹夜続きで疲れてて、頭がまわらなくて。
とにかく無意識だった。
だからって抱きしめてしまうなんて無神経だったよな。
(絶対嫌われた・・・)
彼女への申し訳なさと、
もう口も聞いてくれないんじゃないかという怖さと、
いまだに自分の腕に残るなまえの感触や体温が自分を悩ませた。