*シナリオ*

□俺の前だけでかけて 〜シナリオ完成版〜
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香里也「…小さい頃からずっと眼鏡をかけたかった。でもいざ視力が悪くなると、それが嫌になる。かけない方がいいよって言われるんです」
榊「ふんふん」
香里也「眼鏡はダサいとか外した方が絶対良いとか…みんな外すことばかり言う」
榊「ダサいは失礼だね。そんなこと言った奴らの鼻を一人一人へし折ってやりたいぐらいだよ」
香里也「で、あなたの話は終わりましたか?」
榊「うん、手短に済ませたよ」
香里也「じゃあ私帰りますので」
榊「待って!返事はイエス!?」
香里也「NOで」
榊「ええええ!?」
香里也「私、眼鏡なんて大嫌いです」
榊「な…、なんで?」(戸惑い)
香里也「あなたには関係ありません。いい加減にしないと警察呼びますよ」
榊「呼んだってかまわない!!だって俺は君に眼鏡をかけさせたいんだから!!」(キリッとカッコつけて)
香里也「じゃあ呼びます」
榊「やめてええええっ!!それだけはやめてえ!」
香里也「とにかく、もう二度と私に関わらないでください」

 彼女は強めの口調で言い放つと、そのままカフェから飛び出して行ってしまった。

榊「…あ、名前聞きそびれた。また会わなくっちゃ」
『関わるな』と言われてこの俺が素直に「はいっ」なんて、言うと思うかぁ?
残念!!言わねえよ?
逃がしてたまるか、絶対捕まえてみせる!!
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