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□君のことを心配して怒られた
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気付けば走ってた
あの幼馴染みの元へ。
全速力で


後ろから俺を呼ぶ声がする
そんなの知らない。
振り返るな

手を掴まれた。
そんなの知らない。振りはらえ

ベタベタ手がでてくる。
そんなの知らない。どけうるさい。

俺は「うるさい!!!!!お前ら退け!!!!」などと暴言を叫び走る。

泣いてる子もいるいつもなら慰めてやるが今はそんなことしてる暇ではない

はやく遊の所へたどり着かなければ







「遊っ!!!!!!!!!!」
岩ちゃんに保健室まで連れてこられた遊
その横には岩ちゃんがいる

「おい。遊が起きる。黙れ」

そんな言葉無視だ
俺はお構いなくあいつに向かって歩く。


岩ちゃんに手を掴まれる。
何?と聞けば
「遊はお前のせいでこうなってんだよ。お前と喧嘩して悩んで辛くてそれで、風邪ひいた。おまけに生理ときたお前はそれでもこいつの傍にいる責任はあんのか。そんなのお前の自分勝手な気持ちだ、さっさと出てけ」




あ、岩ちゃんマジ切れしてる

俺は遊の心配してんのに怒られちゃった

大人しく出てく。俺は責任ないからだめらしい

あぁ仲直りしたいな。
遊。大好き。


目から水が滴る


俺は遊のことを考えるのをやめた

だって



心配したら怒られた。
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