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□辛い日々
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その日の放課後
またあの人たちに呼び出された
きっとお昼を見られたから
「おい、お前なにお昼食べてんだよっ!!!」
と声を荒らげられる
『そんなの知らないよ、徹が付いてきただけ。』
「ふ…ふざけないでよ!!!」
と、ちかちゃんに手を上げられた。
「あんたなんか唯の幼馴染みのくせになんで徹なんかと一緒にいるのよ…あんたがいなかったらわたしはもっと徹に愛されてたのに…なんでっ!!!?なんでよ!!!!!あんたなんか…っ!」
「なに言ってるの。ちか」
どこからか声がして
「こいつは唯の幼馴染みじゃないよ、ちか。俺のことを解ってくれてる。どの女の子よりも。そんな娘だとは思ってなかった。別れよう」
『な…んで…っ』
と声を出せた頃にはふわりと宙に浮かんでいて
「ごめんね」
その言葉で私の涙腺はダメになって
とりあえず帰れと言われ家帰り大人しくした