HQ!!
□いつものこと
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『はぁ…なんの用なの、私早く部活行かなきゃなんだけど』
「及川君に近づかないで」
『は?』
こんな状況になったのは今日の朝の手紙だ
やはり靴には画鋲が入ってて体操着もどこかに隠されてて(及川が持ってきた、忘れ物と言った)、教科書にはカッターナイフの破片、そして机の中には
「今日の放課後旧校舎の二階の廊下で」
とだけ記されてて。
今その現場なのだ
「おいっ!聞いてんのかよ!このクソ女ァっ!」
ドンッ
といつも徹に向けて甘ったるい声を投げかけてる女の子たちが叫ぶと同時に女の子たちに押される
その真ん中にいる女の子。
徹の彼女
『そーゆうことか…』
と小声でいう
「あぁ??」
と下品な声
『尚更あんた達のいうことは聞くになれなくなったってこと』
あんな子徹には似合わない。
ぶさけんなよっと言いながら襲いかかって来る子達。
右頬を叩かれた、髪も引っ張られるし
痛い。
徹の彼女はいい気味とでもいうように見ていた。
こんなことはいつものこと。と自分に言い聞かせた
けれど今回は違ういつものことではない、一人で解決できなかった。
徹の顔を思い出すすると
頬を何かが伝った
「うっわぁ泣いてやがる」
など笑いながら手を離す
そしてどこからか水をかけようとバケツを持ってきた
その瞬間
「遊っ!!!」
と声がした