01/16の日記
03：57
おお振り*水→泉
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きっかけが何か、なんて覚えてない。
気になっていたから目で追っていたのか
目で追ってたら気になったのか。
そんなことすら曖昧で
「受験のときには、いなかったと思うんだよなぁ・・・」
少なくとも同じ教室で受験していた記憶はない。
「入学式も・・・たぶん違う」
「となると、やっぱり入部のとき？なのかな」
まだ入部して半年も経ってないのに、ずいぶん記憶が曖昧になってる気がする。
勉強とか、部活とか濃い時間を過ごしてるから当り前かもしれないけれど。
そういや、おにぎりの具で言い合いになったな
辞書貸してって頼んだら汚したらぶんなぐるとか言われたな
ストレッチのとき身体かたいって驚かれたっけ
ぽつぽつと時系列無視で思い出される出来事に、思わず苦笑が漏れる。
「もっと良い思い出ないのかよ、って感じだよね」
ベットで寝返りを打ちながら自分につっこみを入れてしまう。
気が付いたら泉は隣で笑ってて
気が付いたらオレはそれが当り前で
そう、それが当り前すぎて
きっかけが何か、なんて覚えてなくて
思い出すのは『それ以外のこと』なんだ
アラームが早く起きろとばかりに鳴り出したのを無意識に止めて
くあと伸びをしてベットからおりる。
いつもより早く目が覚めたから
キミを好きになったキッカケ、なんてものを考えてみたけれど
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