子犬の特等席

□知らない所
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@結城

………………。

「おーい、おーい」

風呂に入っていたはずの俺一結城純は今、外で、て言うか地面の上で体を揺さぶられている。

気づいたときにはもう揺さぶられてた。

かれこれ3分はやられてる気がする。

きっと目を開けるだけで止まるのだろうがあけられない。

なぜか知らないが身体が半端なく重い、だるい、気持ち悪い。


「おーい、おーい、生きてるかー…こりゃ死んでるな。
ま、こっからは別に俺の仕事じゃねーし。それとなく言っときゃいいべ」

俺を揺さぶってた男が『しーらんぺったんごりーらー』と歌いながら去っていく音がする。


やっと揺さぶられるのは止まったもののこのままじゃ本当に死にそうだ。
また眠くなってきた………いや、あれじゃね!
寝たら夢でしたーってオチで起きたときに元に戻ってるってやつじゃね!?

そうか、そうか、じゃ寝よう。
 

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