゚+long main+.

□Sound of the heart Part2
2ページ/3ページ


昼食の時間。

私は桃花ちゃんの所に行ってお昼ごはんに誘った。

中学生の時は昼食といえば給食だったので、何だか弁当は浮かれてしまう。

しかも、外でお弁当なんてどれだけ嬉しい事か。

「そーいえば、玲香ちゃんはクラスの中とかで気になっている人いないの?」

「`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!」

突然の質問に驚きすぎて、お弁当の具を吐き出してしまった。

「わあ!大丈夫?!
 あー、口からいろんなものでたよw」

「だ、大丈夫大丈夫。
 でもどうしたの?
 いきなりそんなこと聞いて。」

「やっぱり人の恋バナって気になるでしょ?」

「そ、そうかな。」

「んで、玲香ちゃんにはいるの?」

ん〜、誰だろ…。

気になってる人か〜…。

「でも、今のところ実際に話した男子が羽生くんしかいないから。」

「え?!羽生くんと話したの?!
 いついつ?!」

「あ、えっとね…」

私は昨日のことを桃花ちゃんに言った。

桃花ちゃんは身を乗り出して私の話を聞いた。

…でも、よくよく考えてみるとこの話からして私って…

「羽生くんに恋してるみたいだね〜。」

と、私が思っていた言葉の続きを桃花ちゃんが言った。

「でも、まだ会ったばかりだよ?
 いくらテレビで見たからっていきなり好きになるとか…」

「一目惚れってやつでしょ〜?」

桃花ちゃんはこのこの〜!といいながら私のおでこをツンツンしてきた。

…一目惚れ…かぁ…。

キーンコーンカーンコーン…

「あ、昼休み終わっちゃったね。
 教室戻ろっか。」

「うん。」

私達は少し足早に教室に戻った。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ