More Dream

□低燃費系男子と高嶺の花1
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初めて会ったその時から俺はその花に惚れていたんだろう


今日は、私立青葉城西高校の入学式だ
元々北川第一中学に通ってバレーをやっていた バレー部のだいたいは青葉城西に行く

俺は、自転車で青葉城西に向かってる途中だった
受験しに来たり青葉城西に来るのは初めてではなかったが行く途中の道が工事をしていて行けなかった
めんどくさいと思いながら別の道を行ったが 寝ぼけてたこともあってか知らない道に入ってしまい完璧に迷ってしまった

これからどうしようか考えていた時だった

「どうかしましたか?なんか困ってるみたいですけど…」
後ろから急に声をかけられてびっくりしたが後ろを振り向くとそこにいたのは
髪の毛がきれいなストレートで目が大きくてとてもきれいな人が立っていた

一度見ると目が離せなくなっていた

「俺今から青葉城西に行くんですけど道に迷ってたんです」

というと彼女は微笑みながら
「私も今から行くから一緒に行きましょ!」彼女は自分の制服を指さしていてた
どうやら彼女も青葉城西の生徒だったのだ

俺は持ってる自転車を押しながら彼女と話していた
「私は、桜井すみれ 2年よ!」
「俺は国見英です 先輩だったんですね」
「ああ!国見くん、バレーやってたでしょ?北一で」
彼女が自分のことを知っていてびっくりした
なぜ知っているのだろうか
「なんで知ってるのかって?実は私、男子バレー部のマネージャーなんだよね それで及川先輩が今度入ってくる1年生のことを語ってたの!」

ああ、なるほどと思った それなら納得がいく
でも彼女がマネージャーなら入部すれば彼女といれる

まぁどっちにしろ入部するつもりだったけど

「国見くんのプレーは見たことないから分からないけど、北一のレギュラーだったなら強いんだろうね!楽しみだなー」と嬉々とした目で言っていた

でも多分彼女が想像しているのを崩すことになるだろうと思うと少しだけ申し訳なく思った

気がついたら学校に着いていた
「あの、ありがとうございました」
「いえいえ!それじゃまた後でね!」
といって走っていった

またというのが嬉しかった
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