More Dream
□月と太陽2
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「おはよー月島くん!」
桜井さんは朝からハイテンションで僕にあいさつをしてきた
「おはよう。桜井さん なんで君はそんなに朝から元気なの?おかしいでしょ」
なんて皮肉気味に言ってきた月島くんに言い返したかったが負けそうなので、不機嫌そうな顔にして席に戻ることにした
「あれー?もしかして怒ってるの?」いたずらな笑みを浮かべて言ってきた
最近、彼についてわかったことは、月島くんは性格が悪いということだ
この前も授業中に恥をかかされた
まあ私が悪いんだけど…
「月島くんってさー普通に話してるよりからかってる時とかすごいイキイキしてるよねー そっちが本当の月島くんっぽいねw」
「悪かったねーこんなので。だけど昔からこれだから今さら直せないよねーまぁ直すつもりなんてこれっぽっちも思ってないけどw」
「でもなんか似合ってる!それにそれが本当の自分なら変える必要なんてないと思うよ。だってそれが月島くんなんだもん」
僕は彼女の一言で頭を打たれた感覚になった
今までこんなふうに言ってくる人はいなかったから…僕は少し嬉しかった
そして桜井さんは他の人とは違うんだと感じた