More Dream

□月と太陽1
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月島side

彼女は太陽のような人だ

僕には苦手なタイプだ だけど好感はもてる方なのかもしれない

烏野高校に入学して1ヶ月が経とうとしていた
まぁ学校生活はそれなりに充実していた バレー部にも入部して慣れてきていた

そして週に2、3人は僕に告白しにやってくる これは中学からだったから慣れてるけど正直断るのも面倒だったし、うんざりだった

「相変わらず月島くんはモテるね!すごいよねー」
と明るい調子で言ってきたのは隣の席の桜井すみれさんだった。
彼女はクラス委員で容姿端麗で頭も良く、男女問わず人気で一番印象的なのはいつも笑顔でいることだった
そして僕に普通に話してくる
たいていの女子は、かっこいいなどと言って遠くからチラチラ見てくるか、普段、山口が来ない時はヘッドホンをしているため近寄りがたいみたいだ まぁそれが一番助かるんだけど…

でも彼女だけは、ただのクラスメイトとして僕がヘッドホンをしていても平気で取って
「月島くーん!ヘッドホンばっかりしてると耳が悪くなるよー」といって話しかけてくる でも不思議とそれが嫌ではなかった
なんでかは分からないけど、彼女と話していることはとても心地よく感じた
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