笑えや笑え

□わ
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はいどうも、私名無しの名無しと申します。

本日はお日柄もよく満点の星空、そして綺麗な下弦の月でございますよ。



えー只今私名無しの名無しは時代劇の格好をした汚い自称山賊とやらに犯されております。


えぇ、えぇ、皆々様がおっしゃりたいこと、わたくし名無しの名無しは重々承知でございます。



光景と中身が噛み合ってない


まさにその一言に付きましょう。


では簡単にこうなった経緯をばご説明致します。



親友であり心の友である裕介(ユウスケ)と学校から家まで戻っているところまで遡ります。


私達はこれでも受験生で来年の受験に備え図書室からの帰りでした。

二人で帰りにアイスのパ○コを食べながら宿題がどうのとかあの先生のことが嫌いだのを話していたんです。ええ、ここまでは何の変鉄もない日常で御座いました。



何てことのない話の中でお守りを買おうという話になりまして近くの神社に向かいました。

長い石階段を上り可愛い巫女さんに合格祈願のお守りを2つ貰っていざ帰ろうとしたその時です。

私が飛行機雲をみつけ指差しました。その時注意が散漫になってたんでしょうね。


ええ、そうです。石階段を踏み外しました。


裕介は私の手を引き助けてくれようとてを伸ばしてくれましたがその手は惜しくも掠り私は石階段を転げ落ちて行きました。


『いてて…っは!?私生きてる!?裕s…え?』




そこは神社の石階段ではなく森のような山のような、とにかく薄暗いところでした。


『…まじすか』



まぁワケわかりませんがその場に座り込んでも仕方ないので転げ落ちた時にぶつけて痛む頭と足腰にムチを打ちその辺で枝を広い歩きました。


歩けど歩けどそこは森のような山のような場所で道なき獣道でした


一時間くらいでしょうか歩きましたがダメでした。

え?携帯ですか?んなもん現代っ子のお約束すぐ見ましたよ。ええ、圏外でしたよ流石森のような山のような場所


そして今私をダッチワイフ犯すかの如くお猿のように腰ふる時代劇の格好をしたおっさん達に会い逃げること叶わず犯されてる訳です。



制服は破かれ何度かの抵抗に殴られ過去のトラウマから私は涙も出ず声も出ず



現実逃避をしているのでありました。



今日は厄日か、それとももう私はここで死ぬのか


石階段を転げ落ちて助かったことに人生の運をすべて使い果たしたのだろうな


何て考えているとスッキリしたのでしょうか

ゴミのように投げられました



「っけ、悲鳴1つあげやしねぇ」


「こいつどうします?」


「捨ててくには惜しいですぜ」


「あぁ、売ればいいだろう」



会話を他人事のように聞いてふと、人の気配を感じました。



その次の瞬間、



私を見下ろしていた男の首が





とんだ






ついでに私の意識もそこで飛びましたとさ。









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