ドクタケのくの一さん

□20話
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「いやぁ美味しかったね!ねぇ名無しさんちゃん」


『…』



「名無しさんちゃん?どうしたの?今日は元気ないね」



『ねぇ』



「ん?なぁに?」



『あそこの路地裏に新しくお店が出来たんだ。行ってみようよ』



「うん!行こ!」







路地裏


「あ、あれ?名無しさんちゃん?どこ?おーい!っっ!!!」壁ドン



「な、何?どうし『てめぇはだれだ』え?」



『答えろ、お前は誰だ』クナイをクビに当てる


「や、やだなぁなんの冗談?僕は小松『死にてぇか』ぐはっ!」腹パンからの首に腕を当て締める



『私が秀作を間違えるわけねぇだろ…バカにすんなガキ…質問に答えろ、殺すぞ』


「だ、誰がドクタケなんかに…っ!
(な、なんて殺気…首が絞まって…クッ黙ってたら殺される!)
に、忍術学園、五年、鉢屋…」



『秀作は』


「急な、仕事が、それで自分が、」




『ッチ』


「ッ!(ちょ、苦しい…何処にこんな力があんだよ!)」


『なんで、秀作の身なりで来た』


「(ヤバイ…落ちる…目眩が、)自分の、興味と、小松田、さんがなんか言、うかもと、それと、ドクタケの情報欲し、さに」


『っは、私らは仕事の話はしねぇんだよ、秀作の事も舐めんじゃねぇよ忍術学園の事なんか聞いてもねぇし話されてもねぇよ
次その格好で私の前に現れてみろ、てめぇの首の皮一枚繋がっただけの姿で忍術学園の門前に晒す。わかったな』


「ッグ…」コクンコクン



『ふんっ』ポイ



「がっは、」



『秀作からの言伝は?』


「一週、間後、にと」


『ん、わかった。
帰ったらすべて秀作に話して謝れよ。じゃぁなクソガキ、あぁ、鉢屋だっけ?てめぇの名前おぼえたから


あーぁ…つまんないの…秀作…はぁあ』




忍術学園




「あ!居た!鉢屋くん!名無しさんちゃん居た?ちゃんと伝えてくれた?」

「小松田さ、」

「あれ!?ど、どうしたの?鉢屋くん顔真っ青だよ!」


「あの人は、本当にあなたの幼なじみなんですか?」


「ええ!?も、もしかして名無しさんちゃんを怒らせたの!?よ、よく無事に帰ってこれたね…怖かったでしょ?」


「かくかくしかじかで…本当に…本当にすみませんでした」


「もう!だからちゃんと僕のいった通りに伝えてって言ったんだよ!次は本当に殺されちゃうから気を付けてね?」


「はい…」


「名無しさんちゃんは僕を本当に大事にしてくれてる良い子なんだよ、それだけはわかってね鉢屋くん」



「は、はは…(良い子?!どこが?!殺すとか言われたけど!?)」



「人見知りだから会話が弾まなくてイライラしちゃったんだよきっと、もうしなきゃ大丈夫。今度会ったとき言っておくからね」


「はい、お願いします…ちょっと気分悪いんで保健室行ってきます。(イライラなんて可愛いもんじゃないだろあれは…もう会いたくない!)」






鉢屋くんどんまい

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