ドクタケのくの一さん

□13話
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『るんるんるんー♪』



「なんじゃ名無しさん、やけに楽しそうじゃのぉ」


『あ、殿!おはよーございまーす!明日はお休みの日なので紅葉狩りに行くんです!』


「ほう、いいのぉ。ワシも行こうかな」


『一緒に行きます?あ、でも山道大丈夫ですか?張り子の馬も入れないところに行きますよ?』


「ふむ、まぁ大丈夫だろう」


『じゃぁ殿の分のお弁当も作って行きますね』



「豪華なのを頼むぞ名無しさん」


『お任せあれー』




次の日


『わぁ!見事な紅葉ですね殿!』


「これは見事じゃ」



『ふふ、ほら見てくださいいちょうがこんなに沢山!』

「はは、やめんか名無しさん」



『あ、銀杏!くさっ!』

「くっさ!」


『川で洗ってもってかえって今夜は茶碗蒸しにしましょう!』


「お、いいの!」


『ねー!あ、じゃぁ川原でお昼にしましょうか!名無しさん特性栗ご飯ですよー』


「そうと決まれば急いでいくぞ!」


『ふふ、はい!』





その頃のドクタケ


「殿が居なくなった!?」


「名無しさんを呼べ!!」


「今日は非番です!」


「呼び戻せええええええ!」




続く

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