ドクタケのくの一さん

□11話
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『途中でバレて取ってこれませんでした』


「まぁ警戒も相当なものだったからね今回は仕方ないよ」


『囲まれて死ぬかとおもっ…』


「頑張りましたね。今日はもう離れなくて良いですよ」


『うぅ、せんせぇ』


「(極度の人見知りがよく頑張った…さて、そろそろ帰りますか)はーい皆さーんそろそろ帰りますよー」


「えー!もうですか!?」


「もう少し泳ぎたーい」


「先生見て!変な貝拾った!」


「ってか先生何ですかその水着…」


「あはは、通販で水着を頼んだつもりが三日月グッズが来ちゃいまして」


「「「「うわぁ…」」」」



『皆、早く着替えておいで!帰ろう!私達の城に!』


「「「「はい!」」」」




「本日はどうもありがとうございました」


「今後はもう少し考えさせていただきますから」


「はい、また来ます!」


「いや、そういう訳じゃ…」






「名無しさんさん、よかったらこれを」


『?なんですか?…わぁ綺麗』


「貝殻ですけど、一応先程のお詫びで…」


『…私の方こそお詫びしなければならないのに、重さん本当にありがとうございます。あ!これ、私からもお詫びです!』

「薬入れ?」


『先日買ったばかりで中身は入ってませんが…いや、入ってたら絶対いりませんよね!と、とにかく気になるようでしたら塩水でよく洗って乾かしてからお使い下さい!捨ててもいいですし!』


「いえ、使わせて頂きますありがとうございます!」


『ふふ、よかったぁ。それではお世話様でした』


「あ、あの、また会えますか?」



『私はドクタケのドクたま教師でくの一ですので、何処かでお会いしてもきっと…ね?だからさようなら』


「…そう、ですよね。さようなら…」



『また、何処かで…』ニコッ


















「重?なに真っ赤な顔でつったってんだ?」




「/////////」







「楽しかったね」

「うんうん!僕沢山泳いだよ!」

「僕の方が沢山泳いだし!」

「でもあたし疲れちゃったー」




『…』

「どうしたんだい?」


『怖かった…最後先生気を利かせて二人っきりにしたでしょ?あれ、もうほんと怖かった…先生が側で見てくれてなかったら殺っちゃってたかも…』


「ちゃんと出来てたし、最後の笑顔もよかったよ(側で見ててよかった!!)」




続く

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